事務局日誌: 本年も宜しくお願いいたします

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新年も松の内を過ぎ、また日常が戻ってまいりました。事務局も11日から再始動し、賑やかさと熱気を取り戻しています。今年はキリマンジャロ山で初となる、地域を結んだ約2万本規模の植林を目指しています。同山における地域主導による森林保全の仕組み作りに向けた、当会の活動にとっても大きなチャレンジの年となります。成果に結びつけられるよう、精一杯の努力をしてまいる所存でおりますので、本年も当会の活動を応援していただけますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

東京の事務局は11日からの再始動となりましたが、この年末年始はタンザニアでの現地調査に入っており、年末も年始もないフル稼働の状態でした。2週間という短期の日程であったこと、さらには頻発する停電がこれに追い打ちをかけ、日程後半はまとめ作業が追いつかず、徹夜が続く状態となってしまいました。

いつも村滞在中は、村のどなたかの家に居候させてもらっているのですが(今回はTEACA副代表のムチャロ氏宅にお世話になった)、徹夜になると彼の家に戻ることも出来ず、TEACAの事務所で夜明かしとなります。

業務の状態から、いよいよ徹夜になるという日の朝、ママに「今日は徹夜になるから帰れない」と伝えて家を出ました。調査を手分けして進めていたため、ムチャロ氏とは朝から別行動になっていました。

徹夜明けの朝、事務所のドアをノックする人がいます。誰かと思ったらママでした。「朝食を食べに、一旦家に戻ってきなさい」とのこと。そういえば昨日の昼食から何も食べていなかったと思い、お言葉に甘えて一度家に戻ることにしました。家に着いてみると、そこに待っていたのはムチャロ氏。「事務所で徹夜するなら、なぜ私にそう言っていかなかったんだ。しかも朝食にも戻らないとは思ってなかったぞ」と言って怒る。ひとしきり、みっちり怒られました。

彼の言っていることは正しい。一応ママにはその旨伝えてあったが、一家の大黒柱であり、またTEACAの副代表でもある彼の耳に、直接入れておかなかったのはやはり間違いだろう。しかしこの怒られている雰囲気は何とかしたい。新年だし。

そこで、彼と奥さんの人も羨む仲の良さを知っている私は、少しだけ言い訳をさせて貰うことにした。「確かに言われる通りです。でも、ママに伝えておけば大丈夫と思ったんです。だってあなたとママ、ママとあなたは、それはもう一心同体なのだと・・・」。

「そ、それはまあそうだが」とムチャロ氏は一瞬口ごもったが、続けて「そうだ、確かに私と妻は一心同体だ」。

あとは二人で大爆笑であった。

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