事務局日誌: HERI YA MWAKA MPYA!(明けましておめでとうございます)

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明けましておめでとうございます

 

旧年中はみなさまからの暖かいご支援、ご協力を賜り、心からお礼申し上げます

本年もいっそうのご教導を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます

 

この正月は全国的に天気にも恵まれ、穏やかな新年の幕開けとなりました。今年の世界が、この天気のように穏やかで平和なものになってくれることを祈っています。

しかし残念なことに、年末を含め、年明け早々、立て続けにアフリカから飛び込んできたニュースは、どれもそんな祈りを虚しく打ち砕くものでした。タンザニアの隣国、ケニアの大統領選挙にからむ暴動、スーダン・ハルツームでの米国際開発庁職員の銃撃死、そしてテロ組織からと見られる脅迫とモーリタニアの治安悪化によるダカール・ラリー(通称パリ・ダカ)の中止。

平和を願う祈りが届いて欲しいと、また祈り願いたくなります。そんな思いが届くこともあるでしょう。しかし今の世界は、祈り願うだけでは、おそらく足りない。

私たちの祈りや願い、そういう思いを持った個人がこの世界に存在することを、祈りや願いだけでなく、小さくても良いから一人一人(わたしも、みなさんも)が行動することによって、世界に示し、動かす力となっていかなければいけないと思えます。

英国のオックスファムに事務所を置く国際NGO・FAHAMU(スワヒリ語で「理解する」の意)が、いまケニアで起きている暴動の一刻も早い解決を呼びかけ、国際的な署名を募っている(=”CALL FOR URGENT RESOLUTION OF KENYA ELECTORAL CRISIS”)。

ケニアの暴動は、今回の大統領選挙の開票プロセスにおける、不正疑惑を直接の契機(遠因はいろいろありますが)として発生しました(現在発表されている選挙結果では、これまで大統領であった与党国家統一党(PNU)のムワイ・キバキが、対立候補である最大野党オレンジ民主党(ODM)のライラ・オディンガに僅差で勝利。ODMは選挙結果を無効とし、やり直しを糾んでいる)。

今回発生した暴動により、すでに300人を超す死者と、25万人ともいわれる国内避難民が発生しています。

FAHAMUの署名は、選挙結果を巡って対立している与党PNUと野党ODMの指導者たちに対し、その指導力を発揮し、即時即刻暴動解決の道を模索し、同国に平和と調和を取り戻すことを呼びかけるためのものです(We the undersigned call on the ODM and PNU leaders to urgently seek a resolution to the current electoral crisis in the country and restore peace and harmony in the country through leadership. )。

両党の指導者たちに、この混乱状態に明確に「NO」を突きつけ、即刻話し合いのテーブルにつくことを強く促す世界の存在があることを示すことは、私たちにできる行動の一つではないでしょうか。

署名文(英文)は、以下のURLでご覧になれます。またそのページの下にあるクリックボタンを押すことで、署名ページに入れます(署名はローマ字で氏名と国名を記入するだけで、誰でも簡単にできるものになっています)。

→http://www.petitiononline.com/kenya08/petition.html

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