事務局日誌: 改良カマド普及でのひとこま

  1. TOP
  2. 投稿
  3. 事務局日誌: 改良カマド普及でのひとこま
その他
キディア幼稚園の子どもたち

キディア幼稚園の子どもたち

「これが改良カマドなんだって」

「これが改良カマドなんだって」


タンザニアで改良カマドの地道な普及作業が続けられている。今年度は実際の設置作業のほか、半乾燥地の村人に対する普及セミナーや、土製カマドの試行実験などにも取り組んでいる。セミナーは村の女性たちには大変好評で、日常薪集めや調理などに多大な時間と労力を費やしている彼女たちの、関心の高さがうかがわれた。

一方設置では、村の公的機関への普及も始まっている。この10月には、キリスト教会が運営するキリマンジャロ州のキディア幼稚園への設置を行った。通ってくる子どもたちへの給食用である。資材は教会で揃えてもらい、TEACAが設置作業指導と技術者の養成、改良カマドのレクチャーを行った。

現地から届いた写真には、かわいい笑顔を浮かべる幼稚園の子どもたちとともに、完成したカマドを珍しそうに眺めている子どもたちの様子が写っていた。曰く、「子どもたちにもカマドのレクチャーをしました」と。おいおい、熱意は認めるが、相手が幼稚園児じゃ分からんだろ、と思わず苦笑してしまった。

いまごろはみんなで仲良く、改良カマドで調理されたウガリ(東アフリカの主食で、モロコシを挽いてお湯でこねたもの)を食べているだろうか。

一覧へ