海外活動森林保全
大雨期の雨量が懸念されていたタンザニアであるが、まとまった雨が降り始めたようである。電力の90%以上を水力発電に頼るタンザニアでは、発電用ダムの水位が落ち、十分な発電量が確保できなくなったため、昨年末から大規模な計画停電を実施してきた。それもここのところの雨で、4月中旬にはある程度水位の回復が図れたようである。この大雨期に雨が降らなければ、タンザニアでも地域によっては深刻な飢饉の事態になりかねないと心配していただけに、まずは良かった!
大雨期入りとともに、小規模苗畑グループでの植林も本番を迎えつつある。タンザニアの実質的な首都であるダルエスサラームのテゲタ苗畑でも、チークを主力とした植林が始まった。植林地であるマブウェ・パンデは面積約120ha。ここに毎年約2万本のペースで植林を進めている。1998年に植林を開始して今年で8年目に入る。これまでに植えた木はもうだいぶ大きく育っている。下の写真は、マブウェ・パンデ植林地の苗木搬入地点付近の写真であるが、周りの木はすべてこれまでに植えられた木である。広大な荒れ地に少しずつ緑が蘇りつつある。
マブウェ・パンデ植林地で始まった大雨期植林