現地調査のためタンザニアへ行っている、藤沢からタンザニア便りが届きました。随時、事務局日誌で紹介していきますので、お楽しみに！
藤沢は、現在はモシにいます。来週から村に入る予定です。


タンザニア便り　その１　～まがいもの～

タンザニアに来ると“まがい製品”、いわゆるパクリモノ、によく出くわす。“ＳＯＮＮＹ”、“ＳＵＮＹＯ”、“ＳＨＡＲＰＥ”となんでもござれだ。社名は正しいがＭＩＴＳＵＢＩＳＨＩ社製の“一眼レフカメラ”とういうのもあって、これには爆笑してしまった。

先日ダルエスの町を歩いていて、目の前を通り過ぎるランドクルーザーの白いボディーにふと目がとまった。そこにはこう書いてあった。“日本泥公団”。あちゃ～こりゃタンザニアでなけりゃ走れん。日本じゃ恥ずかしくて乗れん、と一瞬思った。しかしよくよく考えてみると、いまの行革に絡んだ道路公団を巡るすったもんだの泥仕合を見ていると、このネーミングもまんざらではないというか、言い得て妙だなと思えてきた。それにしても誰が書いたんだろうか？漢字であるところをみると、タンザニアで書かれたものではなさそうだ。車の輸出業者か？それともそんなステッカーでも日本ででも流行っているのだろうか？

そんなこととは露とも知らぬドライバー氏を乗せて、今日も日本泥公団のランクルはダルエスの町をさっそうと走り抜けていくのである。