国内活動: 現地小学校への図書支援について

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国内活動/イベント

メンバーで取り組んでいるオリモ小学校に対する図書支援ですが、ワークキャンプ時に預けていった資金を使って、学校側では3~4月にかけて新たな図書の購入を終えました。

購入図書の内容は、英語や算数などのテキスト、地図帳、辞書、物語など、全部で76冊です。このうちテキストや辞書などは先生が授業などで役立てています。物語などは子ども達が自由に借りていって家で読むことができます(もちろん貸し出管理はきちんとしています)。

この3~4月にかけて購入した新しい物語などは、ほとんど貸し出し中で(先生たちも熱心に呼んでいます!)、在庫一掃状態!図書を置いてある棚はスッカラカンの状況です。

じつは今回学校での使用状況を見て気が付いたのが、本があっという間にボロボロになってしまうということです。以前支援した図書の中には、もうバラバラ寸前のものがいくつか見受けられます。これは嘆いているのではなく、それくらい子ども達は本を読みたがっているということです。
 
現在の少ない冊数では、数多くの子ども達が読み回しているうちに、どうしても本は傷んでしまいます。これは本当に仕方がないことです(背表紙を付けるなど多少の工夫は可能でしょうが、現地ではそのための紙もままなりません)。日本ではどの小学校にも蔵書数豊富な図書室があり、こうした状況を見るにつけ、あらためてその恵まれた環境を思わずにいられません。

ポレポレクラブでは図書目録の作成など、設置図書の管理もしているのですが、現在の状況では破損図書の発生などで、早晩意味を持たなくなるでしょう。今後の図書支援の方法について、メンバーの間で考え方をまとめておく必要があると思われます。

しかし何と言っても、一番の解決策は蔵書数の充実、これに尽きます。物語や童話は、子ども達の夢や創造力を育むものです。これからもみんなで地道に続けていきましょう!

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