タンザニアでいま人気の歌手といえば、文句なく“ダ・ユニーク・シスターズ”(Da Unique Sisters)だろう。去年のタンザニア音楽賞では３部門を制覇。タンザニア音楽といえばほとんどの人がリンガラを思い浮かべるだろうが、この美人２姉妹はラップやＲ＆Ｂをスワヒリ語、英語、そして何と日本語（！）で歌ってしまうのだ！（彼女たちは小学校時代の数年間を日本で過ごしていたのです。そのうち日本に凱旋するかも！）。

しかし今日紹介したいのは、実はこのダ・ユニーク・シスターズではない。今回のタンザニア現地調査中に耳にした“ジェイディー”(Jaydee)である。彼女もリランガミュージックとは一線を画し、西欧風の歌（スワヒリ語）を歌うが、その彼女の１曲に「Machozi」というのがある。恋人との別れを切なく歌ったものだが、その旋律に沖縄音楽に繋がるものがあって、聴いていてとても新鮮な驚きを覚えた。

カセットテープになってしまうが、この“ダ・ユニーク・シスターズ”、“ジェイディー”のテープとも事務所にあるので、聴いてみたい人はぜひ事務所にどうぞ！