Rafikiプロジェクト:現地プロジェクト推進のための新しいコミュニケーションの仕組み (’15/3)

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海外活動その他

Rafikiプロジェクトは、現地の人々の森を守る活動が、日本人が不在でも現地の人々自身によって進められていくことを目指して、渡航時以外のプロジェクトのサポートや現地の学校との連絡を現地カウンターパートのTEACAのボランティアの方に依頼し、連絡を取り合いながらプロジェクトを進めています。現地の人々の生活環境、状況を考慮しプロジェクトを推進するために、現地に長期間滞在し、人々や人々の生活に継続して密接に関わるボランティアの方のサポートは不可欠で、非常に大きな助けとなっています。現在は昨年8月からボランティアをされているレオンさんとコミュニケーションをとっています。

レオンさんはご自身で携帯電話とインターネットができる環境にあり、連絡がとりやすい状況にあります。しかし、連絡頻度が一定でなかったり、依頼事項・報告事項の遺漏があったりと、現地でのプロジェクトを進めていくためのコミュニケーションに手間と時間がかかってしまうという課題がありました。

その課題を改善するため、1月より新しいコミュニケーションの仕組みを使い連絡を取っています。まず、依頼事項・報告事項の遺漏を無くすため、依頼・報告のためのフォームを作りました。そしてRafikiプロジェクトより依頼事項を「コミュニケーションフォーム」にまとめて書いて送り、レオンさんにそのフォームを埋めてご報告頂く形式にしました。連絡頻度の頻度が集中したり間が空いてしまったりとバラつきがある状況を改善するため、連絡頻度を2週間に1回と決め一定にしました。定期的になったことで、レオンさんからは送付遅延の際に連絡が来るようになりました。また、次回の返信が2週間先になることを考慮した上で、返信内容、次の依頼事項を検討するようになり、双方が期限を意識するようになったという良い点も現れてきています。

Rafikiプロジェクトは、森を守っていくための取り組みが現地の人々が主体となって進められていくことがあるべき形であると考え、そのための仕組み作りが必要だと考えています。最初の段階として、日本人が日本にいる間も現地に長期間滞在するボランティアの方に協力頂きながら、現地の人々をサポートし、取り組みが進んでいくことを目指します。そのための必要事項の一つとして、現地の人々を効果的にサポートできるようボランティアの方とコミュニケーションをとり、その時々の現地の状況を把握することがあります。今回この3村でのエンブレムの作成をレオンさんと共にサポートするにあたり、現地にいるレオンさんとのコミュニケーション態勢を整えることは、現地でのプロジェクト推進のための仕組みを整備することにつながると考えています。引き続き、レオンさんに意見を頂きながらスムーズにコミュニケーションができる仕組みとなるよう整備していきます。

 

現在使用しているコミュニケーションフォーム

現在使用しているコミュニケーションフォーム

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