「風薫る5月」という言葉のとおり、さわやかな風が心地よい季節となりました。
「風薫る」とは、もとは漢語の「薫風」からきた季語だそうです。
このたった一言で、5月の新緑、風、青空、空気感までもが、すべて表現されているように思います。見事というほかないですね。
自分の仕事について、シンプルな言葉でわかりやすく説明できる、これは、仕事ができる人に共通する特徴だそうです。
さて、私たちは、活動をシンプルでわかりやすく説明できたでしょうか?
少し前のことで恐縮ですが、イベントの報告です。
4月19日~20日、代々木公園で開催された、「アースデイ東京2014」に参加しました。
昨年は2日とも雨に降られたこのイベント、今年は雨が降りませんように、と早くから祈りながら過ごしました。こんなときばっかりと、神様仏様ご先祖様のあきれ顔が見えるようです。
出展者は昨年の1.5倍、来場者は12万人と、これも昨年の1.5倍になった今年、祈りが届いたのか、両日とも雨に降られることはなく、楽しく過ごすことができました。
ブースは、「『Made in Tanzania』のカンガ製品を売っています」と、一目でわかるような展示を目ざしました。四方にはカンガバッグ、内側にはスカートやシャツ、一番目につくコーナーの外面には、活動を説明するパネル類を配し、商品を見ながら読めるようにしました。
タンザニア・ポレポレクラブのブース
大人気だったのは、参考資料として机に広げた、カンガに関する書籍類です。
本を見ておもしろがり、Foyeni女性グループのアルバムで生活の様子も見てから、中に入って、吊るしたカンガのことわざの訳も見て、と、多くの方にカンガを堪能していただけたと思います。
多くの方にカンガの魅力を発信
試作品の裏地付きバッグも注目の的。カンガのロングスカートは、きっちり指定した寸法に作ってもらえたので、長過ぎず着やすい形になってバッチリです。縁取りと中央の模様がバランスよくきれいに出ているので、それぞれに魅力的で、迷った末に2枚、と決心した人も。
2日目はレイアウトを少し工夫して、「赤」「青」「緑」「オレンジ」など、主になる色別にバッグをまとめて、前面に展示してみました。こうして眺めてみると、カンガの見事な色づかいと、それぞれの模様の個性が、とても魅力的でほれぼれしてしまいます。
色別に並べたカンガバッグ
ご来場いただいたみなさま、大変ありがとうございました。今後も続々イベントの予定がありますので、ぜひお立ち寄りください。
(文責:川村)
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