タンザニア・キリマンジャロ植林ワークキャンプ2007報告
(ニュースレターからの一部抜粋版)


植林活動

村人たちの集合写真

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【2007年 ワークキャンプ報告】
 今年も2月にキリマンジャロ山麓のテマ村で開催した植林ワークキャンプ。村での最終日、日本の参加者たちから村人たちへ、残してきたものがあります。
 自分たちを受け入れてくれた村と村人たちへ、そしてこれまで彼らが取り組んできたことへ、自分たちに残せるものはないだろうか?
 そう考えたワークキャンプの参加者達は、毎日夜中まで、ときに夜明けを迎えながら、少しずつ、みんなで一つの文章を作り上げたのです。そして最終日、多くの村の人たちを前に、参加メンバーがスワヒリ語でみんなの想いを伝えました。

【参加者から村人たちへ】
 「皆さん、こんにちは。今日私はここで皆さんの前に立ってご挨拶できる機会に恵まれたことを、とても光栄に思います。

 まず最初に、私がこのキャンプで出会ったすべての人にありがとうと言いたいです。なぜなら、もし皆さんがキャンプを受け入れてくれなかったり、皆さんの優しさがなければ、私たち日本人メンバーはこのようにキャンプを楽しむことはできなかったでしょうから。そして皆さんも私たちもともに大きな事故や問題もなくこのキャンプを終えられて、本当に嬉しいです。神様に感謝します。

 さて、皆さんご存じでしょうが、私はここに来るのが2回目でした。このキャンプで一番嬉しかったことは、皆さんのうちの何人かが、まだ私のことを覚えていてくれたことです。私は、たとえ私たちがお互い遠くにいても、友情は決してなくならないということを実感しました。私個人としては、タンザニアに来るのが大好きですが、それはタンザニアにはたくさんの仲間や友達がいるからなのです。それにまた今年のこのキャンプに参加することで、タンザニア人、あるいは日本人の友達さえも増えました。

 私たちは共に働き、共に食べ、共に話し、遊び、そして共に居ました。皆さんタンザニア人と、私たち日本人は異なる人生を過ごし、物の考え方も違っています。ですからしばしばお互いをうまく理解しあえないこともあるでしょう。でも、私たちは同じ仕事を一緒にやっていましたよね?環境を守ろうという私たちの気持ちは一つなのです。私たちは本当に、作業を通してよく協力しあえたと思います。


 実際、植林作業はたいそうな重労働でした。特に草刈りや穴掘りは大変でした。なぜなら、日本ではそのような作業をする時は、あらゆる種類の道具を使い分けるからです。たくさんの道具は私たちの仕事に大いに役立ちます。けれど、色々な道具に頼ることで、人間は一つの道具が他のどんな作業に使えるかという応用方法を考えなくなってしまいます。特に日本の若者は自分の手を動かして作業をしたり、たった一つの粗末な道具で作業をすることに慣れていません。ですから私たちがこのキャンプでやってきた仕事は、私たちにとってとても良い経験にもなったのです。

 また植林だけではなく、皆さんのお家に数日ホームステイすることで、私たちはテマ村での生活を拝見し、参加することができました。さらにコーヒーの「母樹畑」や裁縫教室を訪れて、TEACAによる、自立や女の子・ママさんたちへのきちんとした支援のための努力を垣間見た気がしました。つまり、植林作業以外からも私たちはタンザニアでの生活、TEACAという組織の取り組み、チャガ民族の歴史さえも学ぶ機会を得られたわけです。このように私たちはこんなに短い期間に、タンザニアの様々な真実を学べてとても嬉しく思っています。私はTEACAとタンザニア・ポレポレクラブの固い絆があってこそ、このワークキャンプは毎年行えるのだなぁと思っています。

 さて、今年のキャンプは終わってしまいました。お別れの時が近づいています。けれども、私たち日本人メンバーの中には、自分たちの将来の生活や行いに関して、何の考えも持たずに帰る者は一人もいません。例えば日本に帰ってから写真やビデオを家族や友達に見せて、TEACAのことやこのキャンプのことを彼らに伝えたいと言うメンバーがいますし、他のメンバーはこのキャンプで得た知識を使って、自分の地域の発展に貢献したいと言っています。それから、今後物や環境をを大切にしていこうと言うメンバーもいます。例えば紙を大切に使ったり、自給自足の生活をするということは状況によりますが、きっと良いアイデアになるでしょう。

 いずれにせよ、私たちは日本に帰ってからも、今自分に何ができるか考えるでしょう。そして私個人としては、スワヒリ語学科の仲間たちにタンザニアでの生活、ここで出会った友達のこと、TEACAとポレポレクラブの関係や、このキャンプそのもののことを伝えたいと思っています。そうすればきっとみんな私の話に興味を示してくれると思います。とにかく彼らにはタンザニアの真実をもっと良く知るためにもテマ村に来て欲しいし、ここの村人と話して欲しいのです。私はまず両親や友達からタンザニアに対する誤ったイメージを取り除きたいのです。もし彼らが真実を知ろうとしたり、ここに来ることを決意するならば私はとても嬉しいです。


 私たちは今回、様々な動機を持ってやってきました。例えばある者は森林破壊や村の過疎化を解決する手法を学びたかったのだそうです。あるいは今回来るまで、アフリカに来たことがなかったメンバーもいます。彼らは一度アフリカに来てみたかったし、植林を体験したり、皆さんがNGOの取り組みをどのように運営しているのか見たかったようです。このように日本にもアフリカの発展やTEACAのような組織について考えている人間はいるのです。なぜなら、自ら問題を発見し、自らそれを解決する道を探り、自らその行動を起こすことは本当に尊敬されるべき事だと思っているからです。私たちは問題に直面した人たちが自らその解決の道を探ることによってこそ、自分たちのニーズはより満たされていくのだと考えています。ですので、ここにいる日本人メンバー皆そうですが、皆さんにはTEACAの取り組みをぜひ続けていって欲しいと思うのです。どんなミスも恐れないで、皆さんの取り組みに誇りを持って続けていって欲しいと思います。

 さて、最後になりましたが、もう一度全てのことにありがとうと言わせてください。ここまで私は仲間である日本人メンバーの言葉を代弁してきました。そして私自身の言葉も述べさせて頂きました。私たちはモノやお金のようなプレゼントは用意できませんので、こうして皆さんにちょっとしたお言葉をおかけして、私たちの意見やアイデアを皆さんにお渡ししようと決めました。何かモノに代わって私たちの「ありがとうの心」を、皆さんにお伝えしたいと思ったのです。

 私たちを皆さんの門へと迎え入れてくださって、お互いよく協力しあえたことを、私はとても感謝しています。皆さんの取り組みが大きな成功を収め、これからもずっと続いていくことを願っています。 皆さんに神様のお恵みがありますように。

 ご静聴ありがとうございました。」


シニャンガ・レポート

 タンザニアのシニャンガに、青年海外協力隊の教師隊員として派遣されていた難波さん。
今回のワークキャンプでは、はるばるシニャンガから馳せ参じてくださいました。
「難波せんせぇ〜!!」。日本人メンバーからそう呼ばれる声が、いまでも耳にこだまします。
「困った時の難波先生」、そんな言葉があったとかなかったとか!?本当にお世話になりました!
そんな難波先生から、今回のワークキャンプのレポートが届きました!!

植林活動
伝統音楽と踊り

キリマンジャロ山で行われている植林活動に参加させてもらいました。
 
 
 

最後はチャガ族の伝統音楽と踊りで、お別れ会。貴重な経験でした。みなさんどうもありがとう!


 

国際協力
みんなで植林

これも国際交流。
 
 
 

日本人もタンザニア人も一生懸命。


 

植林方法の講義
穴掘り

現地NGOスタッフから植林に関する説明をまず受ける。

鍬を使って、穴を掘り、苗を植える。




◆このワークキャンプには、現地の人々の考え方や生き方、伝統や習慣を尊重し理解しようという気持ちのある方ならどなたでも参加できます。ワークキャンプに関するご質問、資料請求等は、以下までお気軽にお問い合わせ下さい(資料請求の方は、住所等の連絡先を忘れずにご記入下さい)。


            タンザニア・ポレポレクラブ
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