タンザニア・キリマンジャロ植林ワークキャンプ2006報告
(ニュースレターからの一部抜粋版)


・『ワークキャンプ2006』 開催概要は→こちら
村人たちとの植林の様子
村人たちとの植林の様子

【1.忍び寄る干魃の影響】
 今年も2月15日から3月8日にかけての22日間の日程で、キリマンジャロ山麓のテマ村において植林ワークキャンプを開催した(参加者26名)。 テマ村での開催はこれで11回目となり、これまでに300名近い人々が、植林ボランティアとしてこのワークキャンプに参加したことになる。
 今回はちょうどこの時期、東アフリカのケニア、マラウィの一部地域が干魃禍に見舞われており、タンザニアでも3年連続となる降雨不足に、村の状況が懸念された中での開催であった。
 今回はケニアからの陸路国境越えルートをとったが、ナイロビでは干魃の影響を感じることはほとんどなかった。
 しかしバスでタンザニアを目指し出発すると、周りのサバンナの様子は、明らかにいつもと様相を異にしていた。厳しい降雨不足にカラカラに乾燥し、骸骨のようになって枯死している木も散見された。
 村でも乾燥が進み、風が吹くと土埃が舞い上がり、道にはパウダーのように土が積もっていた。人々の生活にも影響が出ており、水源となっているキリマンジャロ山を流れる小川の水量が落ち、村の給水パイプラインは朝夕の需要が多い時間帯には、ショートすることがしばしば起こっていた。

【2.新規植林プロットへの植林展開】
 今年のワークキャンプから、レカラマムンダ植林地の新しいプロットへの植林を開始した。そこはほかの植林地と比べてブッシュが多く、その刈り払い作業に丸々4日間必要となった(一部既存植林地の下草刈りを含む)。面積は0.5haほどであるが、現地のブッシュは日本の雑草とはわけが違うので、その大変さは比較にならない。"刈り払い"というより、"開拓"と表現した方がイメージに近いほどである。いざブッシュの大海原に乗り出したものの、初日は総勢約50名で15m前進するのがやっとであった。それでも日に日に刈り払いは進み、4日目には広々とした植林地の全貌が眼前に開けた。
 刈り払ったブッシュが多かっただけに、その後の植え穴掘りも大変であった。穴を掘る前に、周囲半径1mほどは、刈り払ったブッシュを退けなければならないからである。事前になるべくまとめておくようにはしたものの、量があまりに多く、また地面を縦横無尽に蔓が這っていて、穴を掘る前にこれらを退けるので疲れてしまった人もいたような・・・。

【3.恵みの雨】
 今回のワーク期間中、前半の刈り払い作業はひたすらギラギラの快晴続きで、ブッシュを刈り払っている間にこちらが干からびそうであった。それより何より、日射にさらされるとせっかく掘った植え穴の土が乾いてしまい、苗木の活着に影響が出てしまう。ところが幸いなことに、今回は植え穴掘りの頃から、狙いすましたように雨が降り出した。雨不足による飢えすら心配していた村人たちにとって、待ちに待った雨である。植林作業の手を休め、みんなで雨宿りしていると、村人たちから「この雨を神に感謝しよう!歌を捧げよう!」という声が出て、みんなで歌い始めた。

【4.苗木の植え付けは最後の1日】
 穴掘り作業は植林最終日まで続いたが、その最後の最後にやっと、待ちに待った苗木の植え付け作業に入った。山の斜面を耕すように掘り返した穴を一旦埋め戻し、あらためて手で苗木を植え付けるための小さな穴を掘る。そして40cm程に育った苗木を植え付けていく。この作業には2つの小学校から90人以上の生徒たちも参加した。彼らは植えられた苗木のための灌水作業を一手に引き受けてくれた。
 今回こうして植えられた苗木は、Acrocarus Fraxinifolia(豆科)100本、Cedorela Odorata(センダン科)472本、Grevillea Robusta(ヤマモガシ科)414本、合計986本であった。またワーク期間中ののべ参加者は、村人そして私たち日本人を合わせ、646人であった。


『ワークキャンプ参加者の作業日記から』

・本日が植林活動初日。パンガ(=現地の山刀)の扱いに慣れるまで時間がかかりそう。ブッシュの刈り払いはかなりの重労働!どの程度刈り払って良いのかよく分からない部分もありました、明日以降、少しずつ作業 に慣れていくと思います。
・昨日に引き続き同じ場所で下草刈りをした。疲れが出てきたのか、みんなモクモクと作業を頑張っていました。一部すごく元気な人たちがいました。最後は大分土地が開けて良かったです。
・今日は初期雨林作業4日目。昼食のときに雨が降ったが村人はみなこれを神の恵みと言ってお祈りをして歌を歌った。私たち日本人よりもずっと自然に密着した生活をしている村の人々にとっては、本当に水は命そのもので、その有り難みがの度合いも全然違うと思った。個人的に今日の草刈りが今までで一番働いた。
・初めての穴掘りで大変だったけど、植林って感じの作業に入ってあらためてやる気が出た。明日からも気合いを入れてきます。
・穴掘り作業開始当初から天気が悪く、途中雨が降り出し作業が中断。そのまま昼食となり、午後は村人と一部の日本人で作業をし、本日の作業は終了。村長さんと区長さんも作業に参加してくれました。ただ明日は本日の天候もあり、植林作業は明後日になる見込みです。

・今日は天気に恵まれ、穴掘りが良く進んだ。昨日雨で出来なかった分、みんなモリモリがんばった。明日は最終日だということで有終の美が飾れるようにしたいです。
・本日で8日間にわたる植林作業が終了しました。皆様、お疲れ様でした。ブッシュがモーモーと茂っていた斜面に可愛い苗木達が並んでいる姿は感慨深いものがありました。全ての作業が修了した後、恵みの雨も降り、全て活着して根付いてくれることを願わずにはいられません。今後も我が子達の成長を見守り続けていきたいと思います。

ワークキャンプ感想文は↓
こちら 「私の使命は小さい外交官」



『ワークキャンプ中のプログラム紹介』

村での共同泊生活
農村生活をもっと知るツアー
「村での共同泊生活」

村での滞在中は食事当番グループを編成しての自炊生活。村の自然な食材は何を食べてもおいしい!
 
 
 

「農村生活をもっと知るツアー」

キリマンジャロ山麓のマテルニ村を訪ねる。村の自然や伝統家屋を探訪、伝統舞踏を一緒に踊る。
報告は→こちら

 

キリマンジャロをもう少し知るツアー
子供たちのスタディツアー
「キリマンジャロをもう少し知るツアー」

村のママさんが調理してくれた、チャガ民族の伝統料理を食べる。野草と牛乳で作ったスープです。
 

「子供たちのスタディツアー」

ポレポレクラブが支援している子供たちのスタディツアーに同行。キリマンジャロ空港で飛行場見学!
報告は→こちら



◆このワークキャンプには、現地の人々の考え方や生き方、伝統や習慣を尊重し理解しようという気持ちのある方ならどなたでも参加できます。ワークキャンプに関するご質問、資料請求等は、以下までお気軽にお問い合わせ下さい(資料請求の方は、住所等の連絡先を忘れずにご記入下さい)。


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