皆さんの「声」の力をお貸し下さい



「世界への訴え」


国立公園問題解決のために皆さんの声の力をお貸し下さい
 


キリマンジャロ山の森林利用図


タンザニア・ポレポレクラブは、森林保護を目的として2005年にキリマンジャロ山で実施された、地域住民の生活の森であるバッファゾーン"ハーフマイル・フォレスト・ストリップ"(以下HMFS)に対する国立公園の拡大に反対してきました。それは第一に、その目的とする森林保護は、国立公園の拡大によっては成し得ないと考えるからであり、第二に、そこに長く暮らしてきた人々の生活を顧みることのない自然保護政策は間違っていると考えるからです。

加えて国立公園拡大という政策には、さらに根源的な問題があります。それは、国立公園拡大の一義的な目的は、地域住民の森林資源利用からの完全排除による森林保護の達成にありますが、そもそも森林を破壊したのは地域住民なのかという問題です。上図1(Fig1)は、キリマンジャロ山のかつての森林保護区(現在は国立公園に編入)に設定されていたHMFS(網掛部)を表していますが、そのうち点線で囲まれた部分のHMFSでは多くの森林が失われ、丸裸のようになった尾根も数多くあります。一方、点線で囲まれていない部分のHMFSには今でも豊かな森が残っています。

次に図2(Fig2)は、政府の作成したキリマンジャロ山の森林管理図をもとに当会が作成したものですが、図中の赤丸印はそのエリア一帯がかつて政府の森林プランテーションであったことを表しています(青丸印は、HMFSを除く森林保護区内にあった政府のプランテーション。黒丸印は、現在も継続しているプランテーション)。図1、2から明らかなのは、HMFSで森林が失われているエリアは、かつて政府が商業伐採を行っていた森林プランテーションがあったエリアと一致しているという事実です。国立公園拡大が拠って立つ唯一の論拠、前提は、「HMFSの最大の森林破壊者は地域住民である」ことです。しかしこの論拠はまったく成立しません。しかもプランテーションがなかったHMFSの森は、今でも良く守られているのです。このことは、森林の最大の破壊者とされた地域住民が、実は「森林の最大の保護者」であることを如実に物語っています。

それにも関わらず、世界遺産の山で地域住民に犠牲を強いるだけのこのような不合理で不条理な自然保護政策がなぜまかり通るのでしょうか?その背景には、先進諸国から国立公園を拡大すべきとの提言があったことを見逃すことは出来ません。そしてこの誤った政策を正す力を持っているのもまた世界の力、私たち一人一人の声なのだということを、現場での取り組みを通して痛切に感じています。世界の力がタンザニア政府の誤った政策判断を後押ししたように、その誤りを正すために政府を動かすことが出来るのも、やはり世界の力、世界の人々の声です。その力がいま必要とされています。キリマンジャロ山で起きている不条理な現実を少しでも多くの方に発信し、森も人も守らないこの誤った政策が一刻も早く正されるよう、皆さんの声の力をお貸しください!


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