2009年 その他事業の活動履歴


 ●2009年    12月 JICAタンザニアがTEACA事業地を視察
            10月 村の伝統的な生活文化の継承に向けて
             2月 水源調査と裁縫機材の増設



■ JICAタンザニアがTEACA事業地を視察('09/12)■

NGOとの連携を含む、今後のタンザニアにおける国際協力機構(JICA)の支援実施の参考とするため、JICAタンザニア事務所長の勝田氏、スタッフの丸尾氏、またモシのJICA潅漑稲作プロジェクト専門家の家元氏の3名が、TEACAの事業地を視察した。

TEACA副代表のムチャロ氏、技術指導担当のンジャウ氏が、キリマンジャロ山麓でのTEACAの活動説明を行い、養蜂、コーヒー農家支援、裁縫教室、苗畑、植林地などを案内した。

今後はJICAとの情報共有なども積極的に図っていきたいと考えている。

植林地で活動説明を行うTEACA副代表のムチャロ氏



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■ 村の伝統的な生活文化の継承に向けて('09/10)■

キリマンジャロ山に暮らしているチャガ民族。彼らはアグロフォレストリーを組み込んだ"Kihamba"と呼ばれる独自の土地集約的な農法に、ゼログレイジングによる家畜飼育と、森林に由来する水資源を利用した精緻な伝統灌漑水路を組み合わせることで、持続的で安定した農業生産を実現してきた。

しかし人口の増加やチャガ民族の男子均等相続を基本とする土地相続制度などと相まって、この農耕システムの限界も露呈してきている。近年ではこれにさらに水源となっている森林の劣化、破壊が加わり、森と共存してきたこのシステムそのものが危機にさらされている。

そこで私たちは、多くの村人たちが自分たちの先祖が長い時間をかけて築いてきた伝統的な生活スタイル、農耕文化、システムを分かりやすく伝えていくための取り組みを始めている。その一環として、これまでにワークキャンプを利用した「チャガ民族の歴史と知恵を訪ねる山歩き」による生活文化の掘り起こしを行ってきたが、今回さらにチャガ民族の歴史やかつての暮らしぶりを伝える小ミュージアムに、村の長老と若者を案内した。

チャガ民族博物館で説明を受ける村人たち


ポレポレクラブでは今後、村の子どもたちにかつての暮らしや、その背後にある昔ながらの知恵や自然と繋がりを理解できるようなプログラムを作っていくことを考えている。それを私たちからではなく、村の大人たちから上手く伝えていくための方法を検討している。

今回ミュージアムに案内したのは、そこで「何を」、「どのように」伝えているのか、訴求点や話し方の工夫といった点も含めて、学んで貰う貴会として貰うためである。

今後もなるべくこうした機会を積極的に設けていき、自分たちの村の中で次代に継承していくべきもの、それを如何に伝えていくかといったことを、村人たち自身の中で探り、深めていけるようにしたいと思っている。


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■ 水源調査と裁縫機材の増設('09/02)■

1.半乾燥地での井戸用水源調査を実施

半乾燥地Mawanjeni村での水源調査の様子    土壌組成なども含め、電気抵抗、音波、磁気
  により調査


キリマンジャロ山の東部には、年間降雨量が400ミリほどしかない半乾燥地が広がっている。その半乾燥地にあるMawanjeni村(P14、苗畑グループ位置図参照)において、井戸建設の可能性を探るため、水源調査を実施した。

水源調査会社に依頼し、建設予定地の周囲数百メートルの範囲で調査を実施した。しかし今のところ水脈は地下百メートルの深さまで掘らないとないことが分かっており、調査を引き続き継続している。


2.裁縫教室にミシンなど機材増設

新教場に増設されたミシン   


 TEACAの裁縫教室は、年を追うごとに地域での評価が高まっており、今年度はこれまででもっとも多い29名の生徒たちが学んでいる。

 これまではTEACA事務所の一部屋を間借りして授業を行っていたが、新教場が完成したのに伴い、ミシンや編み機などの機材の拡充を図った。

 今年度は国家試験へもチャレンジする計画であり、合格すれば生徒たちは縫製方正技術の国家資格を得ることになる。





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