生活改善事業の取り組み状況


 ●2021年
  10月  ミツバチの楽園を目指して
   6月  裁縫教室寄宿生用に改良カマドを新設
   4月  コロナの影響はミツバチにも
   2月  キリマンジャロ山での養鶏事業


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2021年分はこちら


■ ミツバチの楽園を目指して ('21/10) ■


蜜源の花に集まってきたミツバチたち

蜜源の花に集まってきたミツバチたち


養蜂というと養蜂箱を置いて、ミツバチが集めてくれたハチミツを採蜜するというイメージではないかと思います。確かにその通りなのですが、ただ養蜂箱を置いておけばコンスタントにハチミツが得られるかといえば、やはりそう簡単ではありません。

ミツバチたちにとって棲みよい環境があってはじめて安定した採蜜も可能となります。当会はキリマンジャロ山での新たな地域産業の種まきとして養蜂に取り組んでいます。そのためにキリマンジャロ山麓にある村に適した改良養蜂箱の製作に取り掛かっていますが、それと同時にミツバチの暮らしやすい環境づくりにも着手しています。

ミツバチには何といっても花の溢れる環境があることが大切です。当会は今年からキリマンジャロ山に育つ自然種で蜜源となる木の苗木育成に力を入れています。来年大雨季の植林には2千本を植えたいと考えています。しかしその一方で、木が育ち花を咲かせてくれるまでには5年から10年はかかってしまいます。

そこでその間を埋めるものとして、蜜源となる草本の植栽も試みています。日本でいえばクローバーやレンゲ、菜の花といったところですが、マメ科の草本を植えています。そしていま、待ちに待った開花の時期を迎えていますが、毎日ミツバチたちが集まってとても賑やかです。村人たちもその効果にはビックリで、さっそく種が欲しいとの要望が出ています。


植林地へと向かう小道に沿って可愛い花をたくさん咲かせています

植林地へと向かう小道に沿って可愛い花をたくさん咲かせています


さて肝心の養蜂箱の方ですが、ようやく試作品が出来上がってきました。しかし現物を手にしてみると細部で変更が必要な部分がどんどん出てきて、悪戦苦闘が続いています。何とかめどは立ってきましたが、実際にフィールドに設置してからまた問題が出るだろうなという予感がしています。

とにもかくにも一歩一歩前進しています。早く改良養蜂箱を現場投入して、結果をみなさまにお伝えできればと思っています。


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●当会はキリマンジャロ山で人の生活と自然を守る 「ミツバチの森」づくりを目指しています。この取り組みをぜひ応援してください!

・インターネット寄付 「世界遺産キリマンジャロ『みつばちの森』プロジェクト」
 → こちら

・郵便振替でのご寄付
  → 口座番号: 00150−7−77254
    加入者名: タンザニア・ポレポレクラブ
 ※ 郵便振替の場合は、備考欄に「養蜂支援」とご記入ください。
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■ 裁縫教室寄宿生用に改良カマドを新設 ('21/6) ■


トタン囲いだけだった古い調理場

トタン囲いだけだった古い調理場


裁縫教室の寄宿生たちは毎日自分たちで自炊しています。朝はまだ暗いうちから起き出して火をおこし、授業が終われば今度は薪割りなど、やることがたくさんあります。生徒たちは当番を決めてこれらをこなしています。調理には裁縫教室の敷地にある調理小屋を使っているですが、これがあまりにも古くなったため改築することにしました。それにあわせて改良カマドも新設することにしました。


改装が終わった調理場

改装が終わった調理場


改良カマド自体は古い調理小屋にも設置されていたのですが、生徒たちには見るのも初めてで、その便利なこと(薪の量が6割ほど減らせる、調理時間が半分ほどに短縮できる、熾火の余熱が翌朝まで持つ)に驚いていました。寄宿生たちはタンザニアの様々な地方から来ているので、郷里に帰ったときに彼女たちを通して改良カマドの知識が広まってくれるのではないかと期待しています。本当は作り方まで教えてあげられると良いのですが、まずは休暇の時に、写真やパンフレットを持たせてあげるところから始めようと思っています。

ちなみに生徒たちはときどき郷土料理を作ったりしていますが、キリマンジャロでは見かけない料理などもあり、料理話でみんなで盛り上がったりしています。彼女たちの調理の腕前もなかなかのものです!


改良カマドでマメを調理中!

改良カマドでマメを調理中!


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●薪消費を6割以上削減できる 「改良カマド」 普及の普及をぜひご支援ください!
 2,500円でカマドを1基設置できます。ご寄付は1口100円から可能です。

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 ・郵便振替でのご寄付
 → 郵便振替口座番号: 00150-7-77254
   加入者名: タンザニア・ポレポレクラブ

 ※ 郵便振替の場合は、備考欄に「改良カマド」とご記入ください。


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■ コロナの影響はミツバチにも ('21/4) ■


養蜂箱の内検作業風景。撮影は以前のもの。今回は撮影どころではなかった

養蜂箱の内検作業風景。撮影は以前のもの。今回は撮影どころではなかった


キリマンジャロ山で適正技術による改良養蜂箱の普及を目指している本プロジェクトですが、ここ1年、コロナの影響で思うような取り組みが出来ない状況が続いています。

当初は村人たちが集まってフィールドに設置されている養蜂箱(既成技術によるもの)の内検作業ができないという形で影響が現れました。しかしその後は体調を崩す人が出てきて本当に内検どころではなくなってしまいました。現地ではPCR検査費用は村人には手の出せない高額で、コロナかどうかの確認のしようもありません。とにかく人が集まることを避け、お互いの感染防止に努める以外に手がありません。

一方、養蜂にとっては昨年からの天候不順も大きく影響しました。本来大乾期であるはずの10月に続いた大豪雨のせいか、開花時期を迎えた蜜源となる木々の花がまったく咲きません。ミツバチたちには非常に厳しい環境になっています。

3月に久しぶりに内検作業をしたのですが、食糧(花蜜)がないこと、人慣れしていたハチたちがすっかり人を警戒するようになっていて、大変な気の立ちようで、近づきがたいほどでした。

それでも何とか状況を確認しようとしたのですが、あっという間にハチたちに取り囲まれ、20数カ所も刺されてしまいました(一応防護服を着ていたのですが、うっかり長靴を履いていなかったため、靴とズボンの隙間を狙われました)。

アフリカにいるミツバチは「アフリカミツバチ」ないしは「アフリカナイズドミツバチ」とも呼ばれ、攻撃性が極めて強いことで知られています(別命「killer bee」とも)。しかしこんな経験は初めてで、あらためてハチの恐ろしさを味わいました。養蜂でミツバチハチに襲われた際には、むやにみ振り払ったりせず、背を低くしじっとしているのが定石ですが、そんなものはおかまいなしで刺してくる刺してくる、たまらず逃げだし300メートルほど遠ざかっても、まだ追いかけてきます。ヤブを抜け丘を登りしてもまだ追いかけてくる。。。その執念深さにはほとほと参りました。

現地ではこれから大雨季に入り、気温も下がってきます。季節的にも内検には不向きな時期となるため、当面現場作業は見合わせるしかなさそうです。

改良養蜂箱の設計もドラフトは完成していますが、現地技術への適合という点でまだまだ不十分で、さらに修正が必要と感じています。あれこれ試行錯誤しながら改良を重ねていくつもりでいます。


まだまだ試行錯誤の改良養蜂箱

まだまだ試行錯誤の改良養蜂箱



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■ キリマンジャロ山での養鶏事業 ('21/2) ■


プロジェクトでは様々な品種を試しており、これは近代種と在来種のかけ合わせ品種

プロジェクトでは様々な品種を試しており、これは近代種と在来種のかけ合わせ品種


キリマンジャロ山麓の村で、生計向上のために取り組んでいる養鶏事業。1農家100羽の規模で実施しています。1年間1サイクルでの利益は収支トントンから約50万シリング(公務員給与の約2倍)までまちまちです(赤字になるところは出ていません)。

今後収益力を高めていく必要があるのですが、キリマンジャロ山の村落部では餌代とその運搬費がネックになっています。こちらでは日中は鶏を庭や畑に放して勝手に餌を探して食べさせる放し飼いが一般的なのですが、これだと餌が不足がちで産卵率が低く、また外から病気を持ってきてしまう害があります。車にはねられたり猫などに食べられたりしなければ経済的な損失はあまりありませんが、代わりに利益も出ません。たまに卵を食べられるのがメリットで、鶏を売れば収入になりますが、これは初期のヒヨコ購入費で相殺されてしまうので結局トントンです。

飼育している鶏への給餌風景

飼育している鶏への給餌風景


これを改善するために養鶏事業では上の写真のような舎飼いにしていますが、十分な餌を与えようとすれば当然餌代がかさみ、さらにその運搬費(麓の市場まで行かないと調達できない)が問題となってきます。これらの費用をどう抑え、収益性を高めていくか、現在いろいろプランを練っているところです。計画の一つは栄養価の高い餌の自主配合を行う方法で、これだと既製の餌よりコストをかなり抑え込むことができます。ただそのためには配合方法や分量管理に関わる訓練が必要で、できる限り早いうちに指導を行いたいと考えています。

自主配合飼料作成のための調査中

自主配合飼料作成のための調査中


支援している農家を訪ねると、たまに鶏が産んだ卵を嬉しそうに持ってきて「今日採れた卵だから食べてってよ」と勧めてくれます。彼らにとって大事な収入源なので気持ちだけもらおうと思うのですが、「ダメ、食え!」と言ってさっさとゆで始めてしまいます。アララ・・・と思うのですが、ゆでられてしまっては仕方なし、ありがたく頂くことに。彼らが大切に大切に育てた鶏の産んだ卵、ありがたく、ありがたく、いただきます。


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