TANZANIA POLE POLE CLUB

2014年度事業計画


■ 村落植林活動 ■

◆1.国立公園化問題への対応

(1)森林管理戦略及び環境保全規則の明確化

・キリマンジャロ山の旧HMFS(8,769ha)のうちもっとも大きな面積(5,120ha)を占めるモシ地方県において、その森林を全体として管理し、保全していくための枠組みと統一的戦略、指針を固める。

・2013年度を通してモシ地方県下の旧HMFS沿いにある37村の地域横断的協議体組織KIHACONEが取り組んできたが、そこで示されたベース案の「内容の妥当性」を検証し、また「実施の確実性」と「持続性」を担保する"仕組み"を備えたものとしていくためにKIHACONE及び37村の首長、TEACAと協議し、できるかぎり2014年度中に最終案としてまとめることを目指す。



(2)KIHACONEの政府認定組織への格上げ

・地域代表としての正当性を持たせ、政府との交渉力も持つためにも2014年度は、KIHACONEが中央政府(省庁)もしくは地方政府(県)のいずれかの認定する公認組織として登録されることを目指す。



(3)国会議員への働きかけの強化

・国立公園の問題はもはや州、県の裁量の範疇を超えたといえ、壁となっている国立公園法の改正を直接視野に入れ、より高次なレベルへと活動を引き上げるべき段階に来ている。そのためには同法の改正に至る権限を持つ中央政府および国会議員へのアプローチがますます重要となってきており、KIHACONEによる直接交渉を目指す。



(4)旧HMFSの森林減少に関わるデータ収集

・キリマンジャロ山の森林破壊は地域の住民が招いたものであるとの政府の見解を正していく必要があるため、大規模に裸地化した旧HMFSについて、政府による商業伐採(ライセンス供与による民間企業の伐採も含む)のデータを収集を試みる。




◆2.小規模苗畑グループ支援

・キリマンジャロ東南部及び東部山麓エリアでの既存の9苗畑に対する運営支援および指導を継続し、このエリアを引き続きカバーしていくとともに、地域のイニシアティブによる森林の回復、保全活動を支えていく。

・モシ地方県内の西端エリアはまだ苗畑がない空白地帯となっているため、ローカルNGOを通した苗畑運営支援を検討する。





■ 活動の自立支援事業 ■

◆1.TEACAの自立

・レンタルハウスの運営など、TEACAも自らの財政基盤の安定、強化に努めているが、自立にはまだほど遠い状況である(現在の自己資金調達率は30%程度)。そこで2014年度は、国連等の国際機関、中央政府(副大統領府)ないしはロータリークラブ等の民間団体からの支援が得られないか、または連携が図れないかを検討し、これらの機関、団体等に対し具体的な提案を行うこととする。



◆2.グループ積み立て

・すでに目標積立額を達成し、この資金を元手に自立のための新規事業(ハイブリッド種による養鶏事業)を立ち上げたキディアグループについては、TEACAのプログラムとしてのグループ積み立ては継続しない。

・2013年度に会計簿の提出が滞ったキランガグループについては、なによりその原因の究明を最優先する。100万シリングの積み立て目標額の達成を目の前にしていただけに、何とかその立て直しを図りたいと考えている。




◆3.養 蜂

(1)低地養蜂事業<ミツバチ>
・今後一層重大な局面を迎える国立公園問題での対応への負荷を考えると、遠隔事業地である低地養蜂事業については、これ以上適切な事業管理、運営の維持は厳しいと考えざるを得ないため、本事業は撤退の方向で検討する。


(2)高地養蜂事業<ミツバチ>
・ミツバチ養蜂については、今後中間技術を用いたケニア式トップバーハイブへの切り替えを順次進めていくこととする。このため同養蜂箱の自己調達化を図るための製作技術の確立を目指す。


(3)高地養蜂事業<ハリナシバチ>
・引き続き新群の調達と、それによる飼育数の増加を目標としていく。


(4)養蜂事業の普及<ミツバチ>
・ムウィカ地区のロレ・マレラ村でのミツバチ養蜂の普及・拡大を図る。もっとも単純なプランクタイプ養蜂箱による展開をベースに、初年度は2箱程度を設置する予定。





■ 生活改善事業 ■

◆1.改良カマド普及

・2013年度に採用した新方式による職人の養成を継続実施する。実施対象村はキレマ地区のルワ村を検討するが、TEACAの意見も取り入れた上で最終決定することとする。



◆2.コーヒー農家支援

(1)新品種接ぎ木研修
・KNCU(キリマンジャロ原住民協同組合連合会)の研修に5人を派遣することとし、TEACAと協議の上で、場合によりTaCRI(タンザニアコーヒー研究所)専門家による研修とTEACAによる研修を組み合わせて実施することとする。


(2)巡回技術指導の継続
・元コーヒー栽培普及指導員のジェームズ・キサンガ氏による、5人のコンタクトファーマーを含む10人のKIWAKABOメンバーに対する巡回指導を継続実施する。


(3)KIWAKABOのデータ分析能力の向上
・KIWAKABOが独立したコーヒー生産農家グループとして独自に販路を確保していくためには、絶対的な生産量もさることながら、データによる分析能力の向上により、適切な状況判断と問題点の把握、改善及び目標の設定ができるようになる必要がある。そこで当会にて基本的なデータ処理についての指導を実施する。




◆3.その他

(1)診療所支援
・テマ村の新診療所については村側の着工を待つしかなく、着工を待ってその翌年度に予算化することとする。


(2)伝統水路支援
・キディア伝統水路の伝統溜め池“Nduwa”は以前より水量確保のための拡張の要望が出されており、キディア村との話し合いにより、必要と判断される場合は、支援を実施する。





■ 研修/セミナー等 ■

◆1.子どもたちのスタディツアー

・キリマンジャロ山麓にある小学校1校を対象に実施している、「自分たちの伝統、文化」をテーマにしたスタディツアーを、2014年度も継続実施する。対象校及び対象学年は、TEACA及び学校の先生方と協議のうえ決定する。


◆2.ケニアでの養蜂研修

・ミツバチ養蜂の中間技術については、その確実な習得に向けて、ケニアのバラカ農業大学が実施する研修に毎年TEACAリーダーを派遣することが望まれる。ただし国立公園問題への対応から、この研修への参加は負荷が高く、2014年度も実施するかについてはTEACAと協議の上、決定することとする。


◆3.日本人長期ボランティアの受け入れ

・現在当会に対し、TEACAの活動現場で1年間程度の長期ボランティアに取り組みたいとの要望が出されている。TEACAとも話し合い、基本的に受け入れる方針。実際に長期ボランティアにするかは、夏の現地調査時に本人と会い、最終決定する予定である。




■ 2014年度予算 ■


    ◆
2014年度予算書(PDF)



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