TANZANIA POLE POLE CLUB

2013年度事業計画


■ 村落植林活動 ■

◆1.国立公園化問題への対応

(1)国立公園における地域主導植林の継続実施

・第3次となる国立公園内の旧HMFSにおける地域主導植林に取り組む。場所は2012年度同様、キリマンジャロ東南山麓のキレマ地域、東山麓のムウィカ地域及びマラングー地域。植林規模は総数で1万3千本を目指す。

・2012年度は、その第2次植林を実施する。キリマンジャロ山の森林保全・管理のためには、地域が主体となった仕組みが必要であり、その実現のためには、車の両輪として政策、制度面での見直しを促していくアプローチと同時に、こうした実行面での事実と実績を積み上げ、実証していく取り組みは欠かせないものである。

・キリマンジャロ山全体での地域主導による森林保全・管理の実現を目指すためには、国立公園における植林活動も、キリマンジャロ山全体で広く取り組まれる体制が構築されることが望まれる。現在TEACAは主に東南山麓をカバーしているが、東及び南〜西山麓にかけては、TEACAだけではとてもカバーできない。これら残りのエリアを、他のNGOと分担してカバーしていく方策を探る。



(2)地域による森林管理のルール作り

・2012年度に立ち上げた、モシ県(Moshi Rual District)のハーフマイル・フォレスト・ストリップ(HMFS)沿いの36村地域代表タスクフォースによる、新たな村の環境保全規則の作成作業に着手する。(完成は2014年度を目指すこととする。)



(3)各行政レベルに対するアプローチ
・国レベル
国立公園法の改正に向け、2013年度も引き続き国会議員へのアプローチを行う。これまでは協議が中心であったが、地域主導が持つインパクトを実地に理解して貰うため、国立公園内での植林への本人の参加を目指す。

・州レベル
2012年度に州の肝煎りで立ち上げたキリマンジャロ州下の環境NGOによる協議体は実質的な空中分解の状態にある。NGO側は、州の命令を何の支援も得られぬまま、ただ実行のみを迫られる現状に嫌気を差し、やる気を失っている。
この現状に対し、森林を守るという同一の目的の実現に向け、州としてNGOをサポートする仕組みが出来ないのかについて、州側と話し合いを進める。



◆2.小規模苗畑グループ支援

・2013年度はキランガ、リアタの2苗畑を閉鎖し、以下の計9グループの支援を行うこととする。なお、キランガ苗畑の閉鎖は付近一帯の植林を完了したため、リアタ苗畑は育苗規模が小さく、TEACAから直接苗木を供給することにするためである。




■ 活動の自立支援事業 ■

◆1.グループ積み立て

・目標積立額に到達したキディア女性グループと、積み立て資金を使った自立のための新規事業立ち上げに取り組む。また同グループのグループ積み立ては、目標を達成したため、今年度は継続しない。

・キランガ女性グループは今年度に積み立て目標額である100万シリングに到達する見込みであり、引き続き積み立てに取り組む。

・キディア、キランガ両女性グループに対し、グループ運営基盤強化のためのニワトリ銀行プロジェクトによる幼鶏の支援(メンバー1人あたり2羽)を継続実施する。



◆2.養 蜂

(1)低地養蜂事業<ミツバチ>
・営巣率維持・向上のための、ハチの飛行経路上の木への、未営巣養蜂箱のローテーション設置を継続し、営巣率80%以上を維持する。

・シンプルな管理で済むプランクタイプ改良養蜂箱への切り替えを目指す。可能であれば、ケニアでの養蜂研修と合わせ、ケニア式トップバーハイブの調達を図る。


(2)高地養蜂事業<ハリナシバチ>
・ハリナシバチ養蜂の優位性(営巣並びに収量の安定性、管理の簡便さ、高付加価値のハチミツ)が明らかとなりつつあり、群れの調達が可能な限り、養蜂箱3箱程度の増設を継続する。

・コーヒーに代わるキリマンジャロ山の特産品としてハリナシバチのハチミツを活かすことが出来ないか、日本の養蜂業界との関係作りに着手する。


(3)高地養蜂事業<ミツバチ>
・現在設置されている養蜂箱の老朽化が激しく使用に耐えなくなりつつあるため、低地でのミツバチ養蜂と同様、プランクタイプ養蜂箱もしくは、ケニア式トップバーハイブへの切り替えを図る。





■ 生活改善事業 ■

◆1.改良カマド普及

・改良カマドの最終版となる、普通石を使ったカマドの完成を機に、従来の普及方法の一新を図る。各所において人を集め、カマドの設置の公開セミナーと地域住民へのデモンストレーショ ンを行う形にする。

・関心の高い村では、設置希望者を5人程度集り、カマド職人もその中から選んで貰う。その上で各自必要な資材(石等)を用意し、全員の資材が揃ったところで、TEACAの技術者を派遣し、選出された職人への技術指導を行うようにする。

・普通石のカマドの完成にともない、これまで使っていた普及用パンフレットの更新が必要となっており、リニューアルバージョンを作成する。

・改良カマドの普及には、TEACAの限られた資源(資金、時間、マンパワー)だけでは限界があるため、地方政府等の行政機関ないしは、ロータリークラブ等の民間団体からの支援を得られないか、可能性を探る。




◆2.コーヒー農家支援

・コーヒー農家グループKIWAKABOのコンタクトファーマー5名の接ぎ木技術を確実にする。

・これまでは核となるコンタクトファーマーの指導に重点を置いてきたが、KIWAKABO全体の収量、品質状況を把握できるようにしていく。

・これまでコンタクトファーマーに対して、苗木の自前生産→指導員による栽培管理指導というステップで取り組みを進めてきたが、今後は収穫後の一次加工プロセスが重要となってくる。そこでコンタクトファーマーに対して、金属製の果肉除去機の支援を行う。




◆3.診療所/健康支援

・テマ村のマイデニ村区では、かねてより新たな診療所建設に対する要望があった。ここにきてようやく土地の確保ができ、県保険局による実地調査、承認待ちとなっている。村側も何とか2013年度中には着工したい意向であり、その目処がつくようであれば、建設資材の一部支援を行うこととする。



◆4.伝統灌漑水路復旧支援

・キリマンジャロ山麓オールドモシ区キディア村にある伝統溜池“Nduwa”について、泥排出用バルブ設置に対する支援要請を受けていたが、村の自助努力に対する姿勢が甘く、2012年度は支援を見送っていた。地域の住民が力を合わせれば、必要資金の半分程度までなら対応可能と判断され、この点について村会議でもう一度住民らと話し合ってもらう。合意が図れるようであれば、支援を実施する。




■ 教育支援 ■

◆1.小学校への文具支援

・2012年度同様、キリマンジャロ州下の小学校4校(オリモ小学校、フンブフ小学校、リアタ小学校、マヌ小学校)への、文具支援(ノート、鉛筆、ボールペン)を継続実施する。


◆2.子どもたちのスタディツアー支援

・キリマンジャロ山麓にある小学校1校を対象に実施している、「自分たちの伝統、文化」をテーマにしたマラングーへのスタディツアーを、2013年度も継続実施する。対象校及び対象学年は、TEACA及び学校の先生方と協議のうえ決定する。




■ 研修 ■

◆1.ケニアでの養蜂研修

・ミツバチの養蜂については、ラングストースタイプ養蜂箱による、技術集約型の養蜂に限界が見えつつある。同養蜂箱による養蜂は、内検を中心とした高度な科学的管理が求められるが、現在これと伝統的な養蜂筒による粗放的養蜂との間に位置する、「中間技術」の導入が必要となっている。このため、その技術を持っているケニアにTEACAリーダーを派遣し、技術習得を図る。




■ 2013年度予算 ■


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2013年度予算書(PDF)



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