TEACAによる活動18年の足跡
第23号 トップページより抜粋(2005/7)
 
TEACAによる活動18年の足跡



「このままでは、私たちの村はダメになってしまう」。

 村の回りの尾根からだんだんと消えていく森林。降らなくなった雨。このまま放置すれば、遠からず自分たちの村も森を失ってしまうだろう。そうなる前に、何とかしなければ・・・。

 村にあるすべての裸地を、かつてのような森に戻そう――。キリマンジャロ山麓において、TEACAとテマ村の村人たちが植林に立ち上がってから、すでに18年の歳月が流れようとしている。小学校の片隅でわずか800本の苗木を育てることから始まった彼らの取り組みは、その後最大時には12万本もの苗木を育てるまでになった。

 森林を失い、厳しい日射と激しい雨に晒されて表土を失った山麓斜面では、植えた苗木のすべてが根付くわけではない。枯れては植え、また枯れては植えなおしの繰り返しであった。しかし村人たちは決して諦めることなく、毎年、毎年、地道に苗木を植え続けてきた。そしてこれまでに、テマ村周辺で植えられた苗木は、実に22万本を超える。

 すべての裸地がかつてのような森に戻るには、あと20年は必要だろう。しかし彼らの歩いた足跡には、確実に森が蘇りつつある。

1992年の植林時

2005年現在の植林地















(写真左)1992年植林地。裸地化したキリマンジャロの山麓で、植林に取り組むテマ村の村人と子供たち。(1992年)
(同右)同じ場所の2005年現在の様子。植えられている木は、水源涵養機能の優れるGrevillea Robusta(ヤマモガシ科)。村人が最も好む木である。すでに平均樹高は10mを越え、村人達は良い森としていくために、定期的に間伐作業に取り組んでいる。(2005年)


 ・植林地名: ムレマ(Plot H,I,J)
 ・面 積  : 1ヘクタール
 ・植林樹種: Grevillea robusta/Pinus patula
 ・植林本数: 1,600本



〔No.23 その他の内容〕

 ●オピニオン 〜背水の陣〜

 ●特集 〜TEACA18年の植林活動の軌跡〜

 ●最前線の現場から 〜“郷に入っては郷に従え”〜
〔何が取り組まれているのか。土地利用者植林にみる村落植林活動の取り組み〕

 ●〜プロジェクトの現場から〜

 ●TEACA活動日誌

 ●TEACAリーダーに聞く! 私がMr.モシさんです!!

 ●連載コラム第8回 『亡己利他の時代』



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