第57号 トップページより抜粋 (2020/4)
 
今年の大雨季植林見通せず


コロナウィルス禍で大雨季植林不可能の可能性も。苗畑では植えられない苗木が育ちすぎになりつつある

コロナウィルス禍で大雨季植林がストップ。苗畑では植えられない苗木が育ちすぎになりつつある


タンザニアでは4月から植林のメインシーズンである大雨季を迎えています。各村ともこのタイミングに合わせて植林の準備を進めていました。とくに今大雨季はHMFS内での植林再開まで睨んでいたため、森林に沿う村全体での「植林キャンペーン」を実施することも話し合っていました。

しかし、3月16日にタンザニアで新型コロナウィルスの初感染者が確認されると、事態は一変してしまいました。翌日には政府は全土の学校の閉鎖、集会の自粛(実質的な禁止)措置を打ち出したからです。多数の村人によって取り組まれる植林は当然不可能となりました。4月1日はタンザニアの“National Tree Planting Day”となっており、毎年タンザニア各地で植林が取り組まれます。キリマンジャロ州でも州内各所で植林が計画されていましたが、それらもすべて中止が決定されました。

タンザニア政府の取った措置は必要なものであり、植林ができなくなるのもやむを得ません。しかし、HMFS内での植林もありうると意気込んでいた村人たちにはショックなことでした。とくに昨年の大豪雨でどの苗畑も苦労して苗木を育ててきただけに、なおさらといえました。

問題は苗畑に残された苗木をどうするかです。このままだと徒長してダメになってしまうため、配布に切り替えるか判断しなければなりません。その配布も、大勢の村人が一度にやって来てしまうと問題なため、少量ずつに日を分散して配布する必要がありそうです。

また政府による集会やイベントの禁止措置が解除されたとしても、大勢で集まることへの躊躇が村人たちにはあるでしょう。許可が出たからといって感染リスクがゼロになる訳ではないためです。

いずれにしても現段階では今後の状況を見守るしかありません。最悪の場合、今年の大雨季植林は実施できなくなることを、覚悟しなければならないでしょう。


 〔No.57 その他の内容〕

  ● 地域連合の再起なる!

  ● キリマンジャロ山の国立公園問題を巡る最新状況
     〜スタートに立った地域が目指すもの〜

  ● 活動の現場から
   ・植林活動: 各村、3月現在の苗畑の様子
   ・生活改善:・テマ村診療所が開所しました!
           ・ロレ村養蜂プロジェクト、標準養蜂箱の設計開始
           ・マヌ小学校の改良カマド、大活躍!
           ・養鶏プロジェクトを開始
   ・自立支援: 裁縫教室、コロナウィルスの影響が直撃
   ・そ の 他 : 代替炭をどう使うか

  ● その他
   ・新型コロナウィルスの影響による現地活動の状況について
   ・ロレ村にプロジェクト視察、ホームステイ受け入れ!
   ・SIMカード、旅券で登録可能に!
   ・ダルエス−モシ間の鉄道25年ぶりに復活




 
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