『 Habari gani?』 第73号 より抜粋 (2015/12)

エクアドルのアマゾン便り 〜任国紹介〜



首都キトの街並み


タンザニア・ポレポレ・クラブ会員の皆様こんにちは。元事務局アルバイトの石原裕介です。 本ミニニュースレターでは、これまで機会ある毎に、アフリカ関係の話題を中心に拙文を掲載していただいておりました。今回は2014年2月以来久々の寄稿となりますので、まずは簡単に自己紹介させていただきます。

私は2007年から1年半程、事務局アルバイトとしてタンザニア・ポレポレ・クラブで活動し、その後、ダルエスサラームの現地旅行手配会社で3年程勤務し、2012年からはイギリスの大学院で観光を学んでいました。 2015年10月からは青年海外協力隊の観光隊員として南米のエクアドルに派遣され、同国東部アマゾン地帯にあるパスタサ県庁の観光課に勤務しています。

エクアドルは北にコロンビア、東部及び南部にペルーと国境を接し、西部は太平洋に面しています。

南米では比較的小さな国で、国土は日本の本州と九州を合わせた25万6千km2。そこに、1,542万人の人々が暮らしています。

そして、スペイン語で赤道を意味するエクアドルという国名からも分かるとおり、首都キト郊外には赤道が走り、また国の中央部を南北にアンデス山脈が貫き、5,000mを超える山々が連なる山岳地帯を形成しています。

従って、赤道直下でありながら、国の中央部は冷涼な高原地帯となり、そのアンデスの高原を下った西側低地から太平洋沿岸にかけては温暖な熱帯性気候に属し、一方、アンデス山脈の東側には、ペルー、ブラジルを越えて遠く大西洋まで届く、アマゾン熱帯雨林帯が広がります。

そんなエクアドルですが、日本での認知度はまだまだ低いのが実際のところでしょう。

しかし、意外と日本人に馴染みのある所も多く、例えば、太平洋の沖合い1,000km程の所に浮かぶ、かの有名なガラパゴス諸島はエクアドルの領土です。

またパナマ帽として知られるパハ・トキージャ帽(フランクリン・ルーズベルトや夏目漱石、最近ではマイケル・ジャクソンが愛用していたと言われる)はこの国の発祥で、原材料のパハ・トキージャは、世界中でもエクアドルの限られた地域でなければ育たないと言われています。

さらに、日本はエクアドルから多くのカカオを輸入しており、エクアドルはコートジボワールに次いで第2位の日本のカカオの輸入先となっています。

タンザニア・ポレポレ・クラブの活動地キリマンジャロでは、盛んにバナナが栽培されており、食卓には頻繁にバナナが登場すると思います。地域にも依りますが、それはエクアドルでも同様で、揚げバナナ、煮バナナ、フルーツのバナナといったバナナ料理の数々を、タンザニアとは違う味付けで楽しめます。

実際に、世界のバナナの総輸出量の35%はエクアドルで生産されており、日本の場合は約80%がフィリピン産ですが、それでも、15%程度はエクアドルから輸入しているそうです。

その他、コーヒーもエクアドルの経済を支える重要な輸出品目であり、ブラジルやコロンビアに大きく水をあけられてはいるものの、それでも、2014年には243トンの生豆を日本へ輸出しています。ちなみに、さすがのタンザニアは日本の輸入先の第7位に位置し、同年12,222トンもの生豆を日本へ輸出しています。

以上、今回は簡単にエクアドルの概要をご紹介させていただきましたが、意外と日本やタンザニアとの接点は多いと言えるのではないでしょうか。

今後は日本やタンザニアとの比較を交えながら、本ミニニュースレターの紙面をお借りしつつ、エクアドルという国家を様々な角度から見ていけたらと思っています。

(元事務局アルバイト、石原裕介)




エクアドル版、煮バナナとマハラゲ料理?
「マハラゲ」とは、スワヒリ語で「マメ」のこと。
タンザニアではマハラゲを使った料理がとても一般的なのです。






  〔No.73 その他の内容〕

 ● アフリカ研究会 55カ国プロジェクト
 ● キディア村の自慢の森にあるものは!?
 ● ポレポレ伝言板


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