ミニニュースレター第59号抜粋記事
『 Habari gani?』 第59号 より抜粋 (2013/2)

観光から見る、アフリカ大陸で一番小さな国、ガンビア(1)

 ガンビアと聞いて、日本のみなさんは何を想像されるでしょうか。おそらく、日本人にとって、タンザニア以上に馴染みは薄く、ガンビアについてご存知の方は非常に少ないと思います。そんなガンビアに、大学院のフィールドトリップで行ってきました。

 ガンビアは西アフリカに位置する国で、大西洋からガンビア川に沿って東西に細長く伸びた特徴的な形をしており、周囲をセネガルに囲まれています。国土は11,295km2と非常に小さく、人口もわずか178万人程度です。タンザニアの国土は945,203km2、人口は約4600万人ですから、その違いは歴然です。一方、産業構造には似ているところがあり、両国とも農業がGDPの3割程度、労働人口の約7〜8割を占め、また、観光も経済を支える重要な柱となっており、ガンビアのGDPの12.6%程度、タンザニアのGDPの13.3%程度を占めています。
 しかしながら、観光という面において大きく違うのは、タンザニアは動物サファリやキリマンジャロ登山、ザンジバルのビーチリゾートなど多様な商品を観光客に提供しているのに対して、ガンビア観光の目玉は観光の4S(すなわちSun, Sea, Sand and Sex)である様に見える、という点です。旅行者の大半はイギリス人と言われていますが、特に中高年のイギリス人女性客が多い様に感じられます。つまり、言い換えれば、ガンビアは彼女達のビーチリゾート地であり、セックスツーリズムの目的地になっていると言うことができるのかもしれません。
 実際にガンビアの首都バンジュールでは、ビーチやプール、バーやクラブ、あるいは道端で、白人女性とガンビア人男性のカップルを頻繁に目にします。もちろん、この様な関係がそのまま悪いということにはなりませんが、多くの場合において、交際するにあたり金品の授与が行われているようです。そして、これを生業とするガンビア人男性はBumsters(英語で浮浪者や物乞いといったことを意味する「Bum」に由来する造語)と呼ばれ、その増加がある種の社会問題となっています。(次号に続く)

首都バンジュールの街並み バンジュールの海の様子
                首都バンジュールの街並み               バンジュールの海の様子

(文責:元事務局アルバイト 石原)




  〔No.59 その他の内容〕

     ● ケニアでの思い出      : キリンの魅力に魅せられて
     ● 菜園活動報告        : 年初めの菜園活動
     ● ポレポレ伝言板


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