ミニニュースレター第56号抜粋記事
『 Habari gani?』 第56号 より抜粋 (2012/6)

環境デー

 画数の多い漢字に単純なカタカナでちょっとバランスの悪いタイトルなのですが、タンザニアでは6月5日が「環境の日」です。全国でこれに合わせて様々なイベントが開かれますが、今年のメインイベントは、タンザニア・ポレポレクラブの活動地でもあるキリマンジャロ州のモシの町で開催(6/1〜6/5)されることになりました。そして、ななんと、会場には同国のキクウェテ大統領もやって来ることになりました!

ポレポレクラブのカウンターパートであるTEACAは毎年このイベントには参加しているのですが、州からイベントへの参加を打診され、今年もブース出展することに決めました。ところが、TEACAから届けられた今年の出展者リストを見て、「なんだコリャ・・・!?」。

全部で47の団体が掲載されているそのリストには、キリマンジャロ州下の各県評議会やら我らの好敵手(?)KINAPA(キリマンジャロ国立公園公社)、TAN−ROADS(タンザニア道路公社)等の政府機関、そしてVODACOMや銀行などの民間大企業の名前ばかりがズラリと並んでいたからです。

NGOでは欧州のNGOから大規模な資金支援を受けているタンザニアの大手NGO、TATEDOとEN−VIROCAREの2団体があるのみで、小規模なローカルNGOはTEACAのみ。

大統領まで来るとなれば、州が気合いを入れるのも分かるけれど、う〜ん、この面々で果たしてどんな内容の「環境デー」になるのだろうか。。。

さっそくTEACAのリーダー、ムチャロ氏と話してみた。TEACAはジェネレーターとモニターを持ち込んで、キリマンジャロ山の国立公園内で取り組まれている、地域住民による植林の模様についてビデオで発信していくという。その他にも改良カマドや養蜂など、環境分野での取り組みについて展示説明を行うとのこと。

「大統領にキリマンジャロ山の国立公園問題を直訴するいい機会だね!」と言ったら、ムチャロ氏は一瞬沈黙、そして大爆笑。「さすがにそりゃムリだ、TEACAはそこまで大きくないよ」とのこと。

でも、そうだろうか?並み居るお歴々参加団体の中で、唯一、州からお声がけ頂いたローカルNGOだ。

今年キリマンジャロ山で行われた州肝いりの植林も、結局苗木を供給したのはTEACAであった。

山椒は小粒でもピリリと辛い。新しい州知事も、そんなピリリと辛いTEACAの存在に、少しは一目置くようになってきたかな?? (文責:事務局 藤沢)




  〔No.56 その他の内容〕

     ● 私の体験記          : ガーナの思い出〜小さな笑顔 大きな夢〜
     ● 寄稿              : 農民が育てるジャトロファでタンザニアの農村電化
     ● 手工芸品プロジェクト     : かながわ湊フェスタ出店報告
     ● ポレポレ伝言板


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