ミニニュースレター第49号抜粋記事
『 Habari gani?』 第49号 より抜粋 (2010/11)

タンザニア総選挙


10月31日、タンザニアでは5年に1度の総選挙が行われました。連合政府及びザンジバル自治政府の大統領を始め、 国会議員等の改選選挙となります。前回の総選挙で、80%という得票率で大勝した現職のキクウェテ氏(与党CCM) が勝利し2期目に突入するのか、あるいは、支持率が急上昇している野党CHADEMAやCUFが悲願の政権交代を実現するのか、 毎回流血の事態となっているザンジバル総選挙の行方は…。数ヶ月前から町中には政治家の選挙ポスターがあふれ、 マスメディアもこぞって選挙戦を取り上げ、タンザニアは選挙モード一色となっていました。

タンザニアでは、事前に選挙人登録を行った18歳以上の有権者に選挙権が与えられますが、周囲にいる タンザニア人に選挙に行くのか聞いてみると、意外と「自分は行かないよ」という回答。「登録証をなくした」、 「登録し忘れた」等、タンザニア人っぽい理由を言う人もいれば、「どうせCCMが勝つから」とか、「CCMは 投票結果を変えてしまうから」と、選挙自体を冷ややかな目で見ている人もいます。確かに、町中にあるポスターは ほとんどがキクウェテ氏かCCM候補者で、選挙資金に雲泥の差があるのは明らか。また、CCMによる選挙の不正や 工作、投票結果の操作等がこれまでもずっとあったようで、そういうところから、市民の政治への失望感というのが 生まれているのかもしれません。「村人にどれだけビールを奢ったかが勝敗の重要なポイント」というのは、 とある農村地域の研究者の言。票集めに奔走するのは、どこの国の政治家も同じなのかもしれません。

まだ開票作業の途中ですが、大統領はキクウェテ氏に決まった模様。しかしながら、地方都市を中心にCCMが敗退 している選挙区も出ているようで、今回政権交代はならずとも、5年後、10年後には政治に大きな変化が生まれる かもしれません。残念ながら、今回の選挙でも各政党サポーター同士の小競り合いはあったようです。しかし、 大きな事件に発展することもなく、無事選挙が終わって、一安心といったところでしょうか。

(文責: 在タンザニア、元事務局アルバイト 石原)



〔No.49 その他の内容〕

 ● 青年海外協力隊カメルーン派遣隊員  : たなかさとしの現地活動リポートB
 ● 菜園コーナー                 : 期待の主菜、「絶対状態」での登場!
 ● グローバルフェスタJAPAN 2010     : イベント報告
 ● 手工芸品プロジェクト            : グローバルフェスタ2010
 ● Habari mbali mbali             : 元アルバイト・石塚美希の世界一周新婚旅行記E
 

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