テマ村に棲む動物たち |
みなさんはポレポレクラブの主な活動地であるキリマンジャロ山麓のテマ村で、どれくらいの動物を見ることができると思いますか??昔は山の中にゾウやヒョウといった大型の動物も生息していたそうですが、今では数種の小動物、鳥類を目にするくらいで、いわゆる”サファリ”で見られるような動物たちを見かけることはありません。そんな中、今でもごくたまに村の中で見かけるというシロクロコロブスモンキーについて調べてみました。 シロクロコロブスモンキー(アビシニアコロブス) 分類: 脊索動物門 哺乳綱 霊長目 オナガザル科 学名: Colobus guereza 英名: Eastern black-and-white colobus 特徴: 主にアフリカ中部・東部の深い森林や熱帯雨林に生息する。体長は50cm〜70cmで尾は60〜80cmと長い。親指がなく、4本の指で器用に木の葉や樹皮をつかんで食べる。赤ちゃんは全身が真っ白だが、次第に黒い毛が現れ3か月ほどで親と同じ模様になる。 アフリカでは、サルを聖獣とみなす地方が多く、この世に戻ってきた聖人たちの仮の姿と伝えられる地域もあるそうです。 しかしこのシロクロコロブスモンキー、美しさゆえに毛皮目当ての乱獲が絶えず、準絶滅危惧種に指定されています。近い将来、テマ村の人々が植林した森で、かつてのようにたくさんのシロクロコロブスモンキーを見かけられるようになれば良いなと感じています。
●菜園コーナー・あるものでじゅうぶん ●社会問題、時事問題・牛肉やめてCO2削減 ●事務局こばなし・Kilimanjaro〜後編〜 ●「番外編2」ジンバブエのすうじ・何のすうじでしょう 6 ●ポレポレ伝言板 |