自立支援事業の取り組み状況


 ●2018年
   4月  ロレ村の養蜂箱にミツバチが入りました!
   3月  ハリナシバチ養蜂受難の時代−2
   1月  ハリナシバチ養蜂受難の時代

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■ロレ村の養蜂箱にミツバチが入りました!('18/4)■


写真1

ロレ村のエマニュエルグループに支援した養蜂箱(2箱)でミツバチが営巣を開始しました。巣素作りを始めたばかりでミツバチの数もそれほど多くはないのですが、巣箱の検査はまだまだおっかなびっくり。。。

ハチミツの収穫までには時間がかかるでしょうが、収穫を焦るよりも定期的な内検を徹底し、そこで何をチェックすべきかをきちんと押さえ、また記録をこまめに付けるという3点をしっかり身に付けさせたいと思っています。

写真2
いざ、養蜂箱の検査に出発!


コーヒー産業が斜陽となる中で、キリマンジャロ山には養蜂の高いポテンシャルがあると考えています。たんに養蜂箱を設置し、収穫は運任せというのも現地での養蜂の一つの考え方ではあるかも知れませんが、かつてのコーヒーの収入を補うような良い収入を得ていくためには、前述の3点をいかに定着させるかが重要です。

当会はエマニュエルグループを、将来ロレ村で養蜂を広めていくための中核グループとして育てていく計画です。そのために継続的な研修の実施も含め、重点的にフォローしていくことにしています。


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●キリマンジャロ山麓で取り組んでいる養蜂プロジェクトへの応援を
 ぜひお願い致します!
 1口100円からのご寄付が可能です。

 ・ネットでのご寄付 → こちら
 ・郵便振替でのご寄付→ 郵便振替口座番号:00150−7−77254
             加入者名: タンザニア・ポレポレクラブ
 ※ 郵便振替の場合は、備考欄に「養蜂支援」とご記入ください。

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■ハリナシバチ養蜂受難の時代−2('18/3)■


キリマンジャロ山の自然樹木に営巣しているハリナシバチ
キリマンジャロ山の自然樹木に営巣しているハリナシバチ


前回のこの欄では、キリマンジャロ山の村々で伝統的に行われてきたハリナシバチ養蜂が、国立公園による森林の囲い込みによって危機に立たされている現状をお伝えしました。

今回はそうした人為的影響によるものではなく、同じ“ハチ仲間”であるミツバチによるハリナシバチの襲撃をお伝えします。今年は早朝に森の近くに行くと、空気全体がヴーという低いノイズに包まれているのに気づきます。この音の正体はミツバチのたてる羽音です。花を咲かせている木のまわりでは、たしかにうるさいくらいの羽音がすることはこれまでもあったのですが、毎日のように森全体が震えるように響いているのは今回が初めてです。

ミツバチが増えているのか、たんなる当たり年なのか、それとも何らかの予兆なのか良く分かりませんが、少々怖いようなそれでいて何とも神秘的なその空気の震えに毎朝包まれていました。

と、ここまでならキリンマンジャロ山でのちょっと不思議な体験のお話しで終われるのですが、じつは困ったこともあります。それは大量のミツバチがミツを求めてハリナシバチの養蜂箱を襲うことです。これがなかなかタチが悪く、とにかく何日間にもわたって執拗に襲い続けます。最後にはハリナシバチを巣から追い出して巣箱を乗っ取るか、巣の中のミツを全部強奪してしまいます。

ハリナシバチの養蜂箱の下で蜂球(ほうきゅう)を作り、今や遅しと巣を乗っ取ろうと待機中のミツバチの群れ
ハリナシバチの養蜂箱の下で蜂球(ほうきゅう)を作り、
今や遅しと巣を乗っ取ろうと待機中のミツバチの群れ


その状況は上の写真でご覧の通り。朝の神秘体験も一発で冷めてしまうようなミツバチの襲撃で、放っておくとハリナシバチの巣箱を次々と乗っ取られてしまうため、すぐに対応しなければなりません。そこで夜になるのを待って、蜂球(ほうきゅう)ごとミツバチ用の養蜂箱に払い落とします。蜂球の中には女王蜂がいるため、この女王蜂がうまく養蜂箱に入ってくれれば、他のミツバチも全部新しい養蜂箱に移ってきます。その後は養蜂箱を2日間ほど密閉して新しい養蜂箱にミツバチを慣らします。

ミツバチの蜂球を新しい巣箱に払い落とし中!
ミツバチの蜂球を新しい巣箱に払い落とし中!


たくさんのミツバチが暮らせる自然環境は決して悪いものではないと思いますが、巣を奪われるハリナシバチにとっては受難とも言え、痛し痒しです。襲撃ミツバチとの戦いはまだまだ続きそうです。。。


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■ハリナシバチ養蜂受難の時代('18/1)■


テアカ事務所に設置されているハリナシバチの養蜂箱と養蜂筒
テアカ事務所に設置されているハリナシバチの養蜂箱と養蜂筒


キリマンジャロ山の村を歩いていると、ときどき家の軒先などに丸太を吊しているのを見かけます。もちろんただの丸太ではなく、木の幹をくり抜いて作った伝統養蜂筒です。飼っているのはミツバチではなく、黒い色をした小さなハエのようなハリナシバチです。

ハリナシバチは森林姓のハチで、花粉の媒介者として森林の存続に重要な役割を果たしていますが、森ばかりでなくそこに暮らす人々にとっても、とても重要な存在となっています。ハリナシバチのミツは昔から薬効が高いことが知られており、村人たちは日本で言えば家に置いてある薬箱のようなつもりで、このハリナシバチを大事に飼っているのです。

ところがこのハリナシバチの入手がとても難しくなっています。もともと森林姓のハチなので、森林が減少すると生息域が奪われ当然数が減ります。キリマンジャロ山ではこの100年間に約3割の森が失われたと言われていますから、ハリナシバチの減少と決して無縁ではないでしょう。しかし原因はそれだけではないように思います。伝統養蜂では森林に養蜂筒を仕掛け、そこでハリナシバチを飼っていたのですが、いま養蜂のために森林に入ることは許されなくなっています。そもそも村人たちがハリナシバチを調達できる環境ではなくなってしまっているのです。

先進国であれば病気になれば医者に行くこともでき、また薬を買ったり常備薬に頼ることもできますが、キリマンジャロの村ではそうはいきません。体調がちょっと優れないときに村人たちが頼りにするのがこのハリナシバチのミツなのです。それがいま村人たちには容易には手に入らなくなっています。

私たちのカウンターパート・テアカもこのハリナシバチの養蜂をしており村人たちの需要に応えていますが、養蜂箱を増やしたくても増やせない状況で、とにかく苦しんでいます。このほどようやくすでに飼っていた村人の家から分蜂してもらい2箱だけ増設することができましたが、増設は3年ぶりのことになります(現在養蜂箱、養蜂筒合わせて11個設置されています)。

ハリナシバチは村人たちの健康を支え、またそのミツは良い価格で売れたことから、彼らの家計の助けともなっていました。しかしそれがいま出来なくなっています。地域の人々の健康や収入を犠牲にしてでも自然(森)を守れというのは、外部の人間のエゴでしかないでしょう。ハリナシバチ養蜂には受難の時代と言えますが、それは等しくキリマンジャロ山の村人たちにとっての受難の時代であることを意味しているのです。



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