2007年 自立支援事業の活動履歴


    2007年  10月 『高地養蜂事業(ハリナシバチ)改良養蜂箱導入 ('07/10)』
            7月 『伝統養蜂収穫実施される ('07/07)』



■ 高地養蜂事業(ハリナシバチ)改良養蜂箱導入 ('07/10) ■

ハリナシバチの養蜂に改良養蜂箱を導入する試みが始まった。これは従来の丸太スタイルから、一般的なBOXタイプに切り替え、体の小さいハリナシバチに合わせて、出入り口などは小さく加工してある。また従来の丸太タイプは軒下に吊す以外に設置方法がなく、チェックなども困難であったが、BOXタイプにすることで、軒下に板を渡すなどして、一気に設置個数を増やせるようになり、管理もしやすくなった。

増設にあたっては、ハチの群れの確保が制約となるため、急激に設置個数を増やすことはできないが、今後着実に増やしていく計画である。





このページの先頭へ戻る  トップページへ戻る



■ 伝統養蜂収穫実施される ('07/07) ■


キリマンジャロ山麓の標高1,600mほどの場所にあるTEACAの事務所には、ハリナシバチの伝統養蜂箱が7箱設置されている。「箱」とはいうものの、実は現地の伝統的な養蜂スタイルは、地元原産の豆科の木Albizia schimperianaなどをくり抜いた「丸太」である。

伝統養蜂箱
軒下に吊された伝統養蜂箱からの収穫作業

ハリナシバチは体長5ミリにも満たない小さな蜂で、その名の通り、針がない。攻撃や防御の術を持たないゆえに性格はとても臆病だ。養蜂箱をじっと観察していると、側面に開けられた出入口用の隙間にズラリと見張り役の蜂が並び、おどおどと周りを伺っているのが分かる。こちらが少しでも動くと、慌ててみんな巣の中に隠れてしまう。

体が小さいために蜜の収量も普通のミツバチに比べると少ない。しかし現地ではこのハリナシバチの蜜は薬効が高いとされ、高価な値段で取引されている。余談ながらこのハリナシバチ、キリマンジャロ山麓にコーヒーが導入され、農薬が使用されるようになると、その影響で一時数を減らしてしまったと村人たちは言う。不幸にしてか幸いにしてか、構造調整のあおりで高価となった農薬をコーヒー農家たちが使えなくなると、次第に数も戻ってきたようである。

さて、そのハリナシバチの蜜の収穫が行われた。今回の収量は3.5リットル。すべての養蜂箱を収穫したわけではないので、この収量はまあまあの数字といえるだろう。さっそく蜜の販売も開始したが、結構コンスタントに売れている。普通のミツバチの蜂蜜が500mlで1,500シリングのところ、このハリナシバチの蜜は倍の3,000シリングの値付けで、それでも売れる。それだけ地元の人々に薬効の高さが認知されているということだ。

密の収量
今回の収量は3.5リットルだった

TEACAでは今後、このハリナシバチの養蜂にも改良養蜂箱を導入し、さらに設置数の増加もはかっていく計画である。






このページの先頭へ戻る   トップページへ戻る

自立支援事業 最新報告    自立支援事業 過去報告



※当サイトに掲載している、記事、写真等の無断転用を禁止します。
Copyright(C)2001 タンザニア・ポレポレクラブ All Rights Reserved.