2014年 日本の市民と村人の取り組み
〜Rafikiプロジェクト〜 活動履歴


    ●2014年  12月 次回渡航に向けた森の名前の発展と
                 ツール改訂の進捗状況について('14/12)
            10月 2014年7-8月現地渡航報告C('14/10)
                 2014年7-8月現地渡航報告B('14/10)
             9月 2014年7-8月現地渡航報告A('14/9)
             8月 2014年7-8月現地渡航報告@('14/8)
             7月 2014年7-8月現地渡航調査の目的と実施事項('14/7)
             5月 Rafikiプロジェクトへの新しい協力者('14/5)
             2月 Rafikiプロジェクト−今夏渡航に向けての
                 進捗状況報告−('14/2)


         
■次回渡航に向けた森の名前の発展と
    ツール改訂の進捗状況について('14/12)■


 現在Rafikiプロジェクトでは、昨夏渡航における実施事項の結果を受け、現地の人々とやり取りをしながら次回渡航に向けた話し合いを進めています。
 今回は、現時点での計画と進捗状況を報告致します。(昨夏渡航における各実施事項の結果については、こちらをご覧ください。)


1.森の名前

 昨夏渡航ではテマ村、キディア村、モウォ村の3村において、昨年のテマ村での座談会で範囲を決定した3村の直上の森に名前を付けることを提案し、3村の人々から同意を得ることができました。3村の人々による投票の結果、「Eden」という名前に決定しました。
 Rafikiプロジェクトではこの森の名前の決定がゴールではなく、自分たちで守ってきた森に共同で名前をつけた3村で、「Edenの森」という名前を今後どのように使い、発展させていくかがが重要だと考えています。そのための方法としてRafikiプロジェクトでは、ドイツから現地カウンターパートのTEACAにボランティアに来ているレオン氏が進める「Edenの森」のエンブレムの作成をサポートしていきます。

 「Edenの森」のエンブレム作成にあたり3村共同の取り組みが継続し、3村の人々が「自分たちが守ってきたEdenの森」をより認識するツールとなり、その後の外部へのPR等に発展できるのではないかと期待しています。現在は、Leon氏と電話でやり取りをしながら3村で1つのエンブレムを決める会議の実施方法やスケジュール、デザインの決定方法を話し合っています。森の名前と同じように、村の人々が森のエンブレムを「自分たちで決めたもの」だと認識するからこそ、それを積極的に活用することにつながると考えています。その点を注意しながら、Leon氏と共に作成を進めていきます。



2.森の自慢アンケートのツールへの反映と各ツールの「Edenの森」バージョンへの改訂について

 今夏渡航では、テマ村、キディア村、モウォ村の人々に対し、森に関する自慢を聞くアンケートを実施しました。Rafikiプロジェクトで作成してきたツール(ガイドブック、イラストマップ、カルタ)の情報源が限られた人々からのものであり、イラストマックとカルタに掲載しているものは日本人が選んでいたことで「本当に村の人々が自慢に思い、子ども達に伝えていきたいものなのか」という疑問があったからです。

 昨夏渡航中に、アンケートを回収し現地の方にアンケート結果をエクセルに入力して頂きました。現在は、日本側でアンケート結果の一次確認作業を行っています。第一次チェックでは地域によって呼び名が違うものの統合や森との関連の有無等の確認をした上で、ガイドブック委員会に送付し、委員会で情報の精査や、標準となる呼び名への統一、チャガ語で回答のあったもののスワヒリ語への翻訳、そして将来ガイドブックやカルタに掲載するための説明文の作成を依頼します。全てのデータの確認が終了したところでイラストマップとカルタに掲載するアイテムをガイドブック委員会に選定して頂きます。また、アンケート結果の発表も各村の教会で実施する予定です。

 その作業と並行して、日本側では、3村の村の人々によって決められた森の名前「Eden」が人々の間で浸透する一助となるようガイドブックやイラストマップ、カルタに「Edenの森」のタイトルを付与し、来年の2月渡航の際に持参し、教会・役場・学校に配布する予定です。ガイドブックは、まずは表紙に3つの村名を入れ、写真を変えます。カルタは、来年の8月渡航で「Edenの森」の札を作成し追加する予定です。
 少しずつではありますが、各ツールが村の人々の意見をもとに、「Edenの森ツール」となり、村の人々自身が、大切に守ってきた森につけた「Edenの森」という名前を認識することで、より愛着を持ち、今後も森に対する思いが継続していくのではないかと考えています。現地の人々に意見を頂きながら、共にツールの再編を進めていきます。



ツールの改訂などRafikiプロジェクトの活動に知恵と多くの力を貸して下さるガイドブック委員会の皆さん
ツールの改訂などRafikiプロジェクトの活動に知恵と多くの力を貸して下さるガイドブック委員会の皆さん(一名欠席)



日本の市民と村人の取り組み 最新報告   このページの先頭へ戻る   トップページへ戻る

■2014年7-8月現地渡航報告C('14/10)■



  7月21日〜8月8日の日程で現地渡航を行なったRafikiプロジェクトの報告全4回の最終回です。(今渡航の目的と実施内容はこちら。報告@〜B回は、過去の報告ページよりご覧下さい。)

最終回の今回は、ナティロ中学校環境クラブとのミーティングのご報告と今夏渡航のまとめです。


5.Natiro中学校環境クラブとのミーティング

これまで環境クラブのご担当だった先生が退職されたため、今夏渡航では新しい先生とクラブの生徒さんたちとミーティングを行い、@)Rafikiプロジェクトの活動説明、A)環境クラブの生徒さんたち若い世代の人々と協力しながら、地域の森を守っていく活動を支えていきたいこと及び今後も関係を継続していきたいこと、B)今後どのような形で一緒に活動ができるかをお話ししました。
新しい先生には、Rafikiプロジェクトの目的をご理解頂き、環境クラブの生徒さんたちと今後も地域の森を守っていく活動を共に協力し続けていきたいことについても同意を得ることができました。

今後の活動については、8月8日の保護者参観日において、村周辺の森林保全の結果を生徒さんたちがプレゼンテーションすることが決まり、その時の様子を写真と共に送って頂きました。環境クラブの生徒さん達からの提案で、上記カルタを村の小学校に紹介、遊び方を教えに行くことも決定しました。Rafikiプロジェクトからは、当会で発行しているミニニュースレターに自己紹介などの記事を寄稿して頂くこと、森に詳しいお年寄りに森についての知識を教えて頂く山歩きツアーを提案し、同意を得ました。ミニニュースレターへの寄稿については、近いうちにスタートする予定です。



ミーティング中の環境クラブの生徒さん達
ミーティング中の環境クラブの生徒さん達



6.今夏渡航目的に対する結果のまとめ

目的@「森に名前を付ける村の意思決定のプロセスを具体化するためにキーパーソンとミーティングを行う。」
各村のキーパーソンとミーティングを開催し、3つの村で村区会議と村会議の日程を決定することができました。さらには、村会議では村人たちの投票により森の名前の決定にまで至ることができました。しかし重要なのは森に名前をつけた後の3村共同の取り組みが発展していくことだと考えています。Rafikiプロジェクトでは森の名前を対外的に紹介する機会や方法などを、今後村の人々と共に考えていく予定です。

目的A「森のツールを村の人々の意見に沿ったものとするため、森に関する自慢を聞くアンケートを実施する。」
村ごとにアンケートの回収率にばらつきはありましたが、3村にわたり多くの村の人々の「森の自慢」を集めることが出来ました。今後はガイドブック委員会に協力頂きながら、実施したアンケート結果を各ツールに反映していく予定です。

目的B「ガイドブック委員会とミーティングを行い、協力関係を続けていきたい意思を伝える。」
ガイドブック委員会とのミーティングではRafikiプロジェクトからの今後も共に活動していきたいという意思に対し、強い同意を得、共に活動していくことの合意をとることができました。今後は再編集したツールを紹介する場や機会についても、共に考えていきます。

小学校訪問については、新しくモウォ小学校にもカルタを紹介でき、全ての小学校の先生方と直接連絡を取り合える体制を作ることが出来ました。継続して連絡を取り合い、子どもたちの気持ちを支える取り組みを先生方と共に行っていきます。
ナティロ中学校環境クラブにおいては、新しい担当の先生にRafikiプロジェクトの取り組みの目的と、協力関係の継続に理解を頂き、生徒さんたちと協同の取り組みを新しく決定しました。

今夏渡航もTEACAリーダーの皆さんの協力の下、各目的を達成することができました。それぞれの取り組みをTEACAリーダー・先生方・生徒さんたちといった現地の皆さんと連絡を取り合いながら、滞ることのないよう進めていきます。

日本の市民と村人の取り組み 最新報告   このページの先頭へ戻る   トップページへ戻る

■2014年7-8月現地渡航報告B('14/10)■



  7月21日〜8月8日の日程で現地渡航を行なったRafikiプロジェクトの報告全4回の3回目です。(今渡航の目的と実施内容はこちら。 報告第1回目/ 報告第2回目) 今回は、ガイドブック委員会とのミーティングおよび小学校訪問についてご報告します。


3.ガイドブック委員会とのミーティング

 昨年の渡航後に立ち上がったガイドブック委員会のメンバーの方々には、渡航前までに現ガイドブックの全データチェックをして頂きました。今夏渡航では、データチェックの謝意をお伝えすると共にRafikiプロジェクトとの協力関係の継続をお願いし、ガイドブック委員会の皆さんより快く同意を頂くことができました。ガイドブックを中心となってチェックして頂いたマイデニ教会の牧師が委員長、現地カウンターパートのTEACA副代表ムチャロ氏が書記を引き受けてくださることになりました。

 昨年のガイドブックに関するアンケートの結果をフィードバックし、昨年修正したガイドブックの改訂版と新たに作成したイラストマップをお見せし前回ご報告した「森に関する自慢についてのアンケート」の結果と併せて各ツールに反映する際のアイテム選定を依頼しました。他にも、後述するカルタについての小学校の先生からの提案・意見についても検討をお願いし、ご快諾頂きました。今後、連絡をとりながら状況を確認していきます。


ガイドブックをチェック中のガイドブック委員会の方々
ガイドブックをチェック中のガイドブック委員会の方々



4.小学校訪問

 Rafikiプロジェクトで作成してきた森の自慢を集めたカルタについてのミーティングのため、テマ村のオリモ小学校・フンブフ小学校、キディア村のフォイェニ小学校と、新しくモウォ村のモウォ小学校を訪問しました。すでにカルタの作成目的について説明し、実際にカルタで遊んでいるオリモ小学校とフンブフ小学校においては、生徒さんたちが遊んでいる状況の確認と今後Rafikiプロジェクトと先生が直接やり取りできる体制作りを目的にミーティングを行いました。フォイェニ小学校は、半数の先生が新しく赴任されてきた先生方だったため、初訪問のモウォ小学校と共にカルタの作成目的から説明しました。また定期的に生徒さんがカルタで遊ぶ時間を確保できるかどうかを打診し、先生と直接やりとりできる体制作りについて話し合いました。最後に生徒さんにルールを説明しながら一緒にカルタで遊びました。

 生徒さんたちがカルタで遊んでいる状況については、オリモ小学校は現在時間がとれずあまり遊べていないとのことでしたが、先生たちより今後は毎週月曜のお昼休みに遊ぶ時間をとるようにするという提案を頂きました。フンブフ小学校の生徒さん達は、月一回は遊べている状況とのことでした。フォイェニ小学校では週一回、授業時間に遊んでいるとのことで、実際に生徒さんたちはカルタに記載されている植物などの名前を本当によく覚えていました。初めての訪問のモウォ小学校では、先生方も生徒さん達もカルタ遊びを楽しんでくれ、校長先生から「カルタで遊ぶことにより楽しく森に関することを覚えられる」というお言葉を頂き、カルタ作成の意図について理解して下さったようです。

 そして、4校共担当の先生を決めて頂き、担当の先生と直接カルタ遊びの状況をやり取りできる体制をつくることができました。直接やり取りできる体制を活用し、先生と定期的に連絡を取り合い生徒さんたちが継続して遊べるサポートをしていきます。また同時に生徒さんたちのカルタ遊びが継続していくサポートとして、先生・学校にとってのインセンティブを検討していく必要があると考えています。



先生方もカルタ遊びを体験


カルタ遊びに夢中のモウォ小学校の生徒さんたち




日本の市民と村人の取り組み 最新報告   このページの先頭へ戻る   トップページへ戻る

■2014年7-8月現地渡航報告A('14/9)■



 7月21日〜8月8日の日程で現地渡航を行なったRafikiプロジェクトの報告全4回の2回目です。(今渡航の目的と実施内容はこちら。)報告の1回目については、こちら。
前回は、森に名前をつけるための、3村でのキーパーソンミーティングについてお伝えしました。今回は、村区会議と、村会議で行われた森の名前を決定する投票の結果をご報告します。合わせて、森に関する自慢に関するアンケートについてご報告します。


1.森の名前の決定

  Rafikiプロジェクトメンバーの帰国後、3村の各村区で会議が開かれ、名前の候補及び理由が決められました。その後、3村の村会議にて投票が行われ森の名前が"Eden"決定されました。決定された名前は、テマ村の1教会、キディア村の4教会、モウォ村の2教会の計7教会ですでに発表され、残り3教会で近日中に発表される予定となっています。村の人々は興味深く発表を聞き、発表の場は非常に沸いていたとの報告がありました。

森の名前投票用の袋
森の名前投票用の袋



2.森に関する自慢についてのアンケートを3村で実施

 Rafikiプロジェクトでは、人々の「森を守りたい」という気持ちを支えていくツ−ルとして、森に関する自慢を集めたガイドブック、イラストマップ、カルタを作成しています。これらツールの情報源はテマ村の一部の森に詳しい人々からであり、カルタ、イラストマップに掲載したアイテムもこれまでのRafikiプロジェクトメンバー(日本人)が選び作成してきました。今回の渡航では、これらのツールを「本当に村の人々が自慢に思うもの、子ども達に伝えていきたいものが集まったツール」にするため、森に関する自慢についてのアンケートをテマ村・キディア村・モウォ村の3村で実施しました。これまでも森に関する自慢を聞くアンケートやワークショップを実施してきましたが、テマ村の一部の人々に対し、ガイドブックに記載している植物などの中から答えていただくというものでした。

 今夏渡航では、現在のガイドブックに記載されているアイテムをベースとせず、村の人々が自慢だと思うものを聞くアンケートを3村10教会に配布しました。目的Aにある「森のツールを村の人々の意見に沿ったものとする」ため、今回はより多くの人々の意見を聞くことを目指しアンケートを実施しました。村・教会ごとに回収率のばらつきはありましたが、合計で約400枚の回答を得ました。今夏はテマ村だけではなく、キディア村・モウォ村においてもアンケートを実施回収でき、より多くの人々の意見を聞くという目的を達成できたと考えています。回収できたアンケートについては、データ化したものを集計し、その結果を教会にて発表する予定です。また森に詳しいガイドブック委員会の方々に、ガイドブック、イラストマップ、カルタの各ツールの機能を考慮した上で、それぞれのツールに相応しい、森に関する自慢のアイテムを反映していく予定です。



日本の市民と村人の取り組み 最新報告   このページの先頭へ戻る   トップページへ戻る

■2014年7-8月現地渡航報告@('14/8)■

Rafikiプロジェクトでは、7月21日〜8月8日の日程で現地渡航を行いました。その結果を2回に分けてご報告します。(今渡航の目的と実施内容は こちら。)今回は、3村でのキーパーソンミーティングの結果についてです。


◆今夏渡航の目的
@森に名前を付ける村の意思決定のプロセスを具体化するためにキーパーソンと
 ミーティングを行う。
A森のツールを村の人々の意見に沿ったものとするため、森に関する自慢を聞く
 アンケートを実施する。
Bガイドブック委員会とミーティングを行い、協力関係を続けていきたい意思を
 伝える。


◆各実施事項の結果
1.キーパーソン(村長、助役、村区長、村区長のサポート、牧師)と
  2回のミーティング

2013年7−8月の渡航においては、テマ村の人々の「森を守りたい」という気持ち・活動を村全体の動きにするため、座談会を開催し、Rafikiプロジェクトより「森に名前を付ける」ことを提案しました。村区会議を経て村会議で森の名前を話し合って決めることが決定されましたが、その後の動きが留まっている状況がありました。
その状況を受け、今夏渡航では村のキーパーソン(村長、助役、村区長、村区において村人からの信頼が厚く発言力のある人物、牧師)とのミーティングを2回開催しました。1回目のミーティングではキーパーソンに「森に名前をつける」意義の理解を得ることを目的としました。2回目のミーティングにおいては、村で森に名前を決定する合意形成の方法と村区会議および村会議の日程を確定し、村の人々に森に名前をつけることをどのように説明するかを話し合いました。詳細は以下の通りです。


<テマ村ミーティング1回目の結果>
12名出席(村長・助役は欠席)

昨年の座談会で決定された森に名前を付ける決定プロセス(『村役場→評議委員会→村区会議→村会議』)において、村区会議や村会議で議題として取り上げられず、話し合われていない状況であることがわかりました。ミーティングの出席者の方より、早急に村区会議を開き話し合いを行う必要があるという意見が出され、出席者の皆さんの合意に至りました。また、出席者の方々から、森に名前を付けることのメリットや、より多くの村の人々の意見をもとに決定することの重要性について多くの意見が出されました。


<キディア村ミーティング1回目の結果>
12名出席(村長および7村区中1村区の村区長が欠席)

キディア村では初めてミーティングを行い、植林実績を提示することも初めてであったため、村の人々が植林をしてきた実績がデータとして表れていることについて、時間をかけて説明を行いました。
出席者の方々から、3村周辺の森が守られていることについて理解したという言葉があり、村の人々が守ってきた3村周辺の森に共同で名前を付けることに対し、同意を得ることができました。


<モウォ村ミーティング1回目の結果>
10名出席(村長および助役も出席。)

昨年のテマ村での座談会で3村周辺の森に名前をつけるという情報がモウォ村に入っており、モウォ村では村区会議においてすでに森の名前について話し合いが行われていることがわかりました。3つの村名の頭文字をとったTEKIMOという名前がモウォ村の案として決定されていました。しかし、3つの村の名前を前提にした決定であったため、村人が自由に意見を出し合って決めた結果ではなかったため、Rafikiプロジェクトから、より多くの村の人々で話し合うことを提案し、改めて村区会議を開催し話し合うことに同意を得ました。



<テマ村・キディア村・モウォ村ミーティング2回目の結果>
テマ村:8名出席(助役出席。村長、5村区中2村区の村区長が欠席)
キディア村:12出席(村長及び助役出席)
モウォ村:13名出席(村長出席、助役欠席)

3村共、以下の意思決定プロセスにて進めることに決定しました。
@)3村の全村区(17)において村区会議を開催し、各村区で森の名前と
  その理由を決定
A)3村の村区会議での結果を回収
B)3村で村会議を開催し、全村区から出された候補名から投票を行う
C)3村の村会議の結果を回収し、3村の助役が結果を確認する
D)3村の教会にて結果を発表する

全ての村区会議が8月初旬、3村の村会議は8月24日に実施の予定で決定しました。教会での結果発表は、9月に実施予定です。

村区会議での村の人々へ森に名前をつけることの説明については、@3村周辺の森がいかに守られているか、A名前をつける森の範囲とその範囲の理由、B森に名前をつけることのメリット、Cより多くの村の人々の意見で決定することの重要性、D政治的に問題となり得る避けるべき森の名前、という内容及び順番で説明を行う、ということで出席者の皆さんから合意を得ました。



テマ村でのキーパーソンミーティングキディア村でのキーパーソンミーティング

テマ村でのキーパーソンミーティング     キディア村でのキーパーソンミーティング

モウォ村でのキーパーソンミーティング

モウォ村でのキーパーソンミーティング
 


日本の市民と村人の取り組み 最新報告   このページの先頭へ戻る   トップページへ戻る

■2014年7-8月現地渡航調査の目的と実施事項('14/7)■



Rafikiプロジェクトは2014年7月21日〜8月8日の日程でタンザニアでの現地渡航調査を行います。渡航調査の目的と主な実施事項についてお知らせします。結果につきましては、帰国後報告致します。

◆今夏渡航の目的
@森に名前を付ける村の意思決定のプロセスを具体化するためにキーパーソンと ミーティングを行う。
A森のツールを村の人々の意見に沿ったものとするため、森に関する自慢を聞く
 アンケートを実施する。
Bガイドブック委員会とミーティングを行い、協力関係を続けていきたい意思を
 伝える。

◆実施事項

1.キーパーソン(村長、助役、村区長、村区長のサポート、牧師)と
 2回のミーティング

2013年7−8月の渡航においては、村の人々それぞれが持つ「森を守りたい」という気持ち・活動を村全体で盛り上げていくために、Rafikiプロジェクトからの一案として、「(村の皆さんが守ってきた)森に名前を付ける」ことを提案しました。村の各グループとの個別ミーティングにおいて「森に名前をつける」提案をし、その後開いた座談会で森の名前の候補(「Hekima」)と範囲、名前の決定のプロセスを確認しました。(森の名前の決定のプロセス:村役場→村の評議委員会→村区会議→村会議)

しかし、渡航後プロセスに従って村会議まで開かれましたが、その後の進展はなく、村会議において村の助役が人々に「なぜ森に名前を付けるのか」を十分説明できなかった、との報告がありました。やはり1、2度話し合っただけでは「森に名前をつける」意図の理解が不十分だったこと、理解はしていたとしても、それを人々に対して話をするのは難しかったのではと考えました。そこで今夏渡航では、村のキーパーソン(村長、助役、村区長、村区会議において村区長をサポートできる人、牧師)とのミーティングを2回開き、1回目のミーティングではキーパーソンに「森に名前をつける」意図を再度考えてもらい、さらにどのように村の人々に説明するかを話し合い、共有し、理解できているかを確認しようと考えています。村会議は開かれたが、開かれただけで進展のなかった昨年渡航後の経過を受け、2回目のミーティングにおいては、森に名前をつけるプロセスと日程を確定し、確実に進んでいくようにしたいと考えています。

また、昨年の座談会において森の範囲を決める際に、テマ村の人々から「今後、テマ村だけでなく近隣の村々と一緒に森を守っていきたい」という思いから、森の範囲に隣村のキディア村・モウォ村を含めたいという意見が出されました。それを受け、今夏渡航ではテマ村だけではなく、キディア村・モウォ村も訪問し、同じようにミーティングを2回開催し、3村共同で「森に名前をつける」ことを提案する予定です。


2.森に関する自慢についてのアンケートを3村で実施
Rafikiプロジェクトでは、村の人々の「森を守りたい」という気持ちを支えていくツ−ルとして、森に関する自慢を集めたガイドブック、イラストマップ、カルタを作成しています。これらのツールは、森に詳しい方々から情報を頂いて作成してきました。それぞれのツールの情報源はテマ村の一部の人々からであり、カルタ、イラストマップに掲載したアイテムもこれまでのRafikiプロジェクトメンバー(日本人)が選び作成してきました。そのため、「本当に村の人々が自慢に思うもの、子ども達に伝えていきたいものが掲載されているのか」という課題がありました。その課題に対し、今夏渡航では、テマ村・キディア村・モウォ村の3村で、森に関する自慢を聞くアンケートを実施します。その結果を森に詳しい方々に、各ツールの機能をふまえた上で村の人々が自慢に思うもの、子どもたちに伝えていきたいものを選定して頂き各ツールに反映する予定です。

《アンケート内容》※それぞれのカテゴリーの「自慢に思うもの」を書いていただきます。
@場所
A人物
B動物・昆虫
C植物
D風習/慣習/儀礼/文化
E自然の利用方法
F民族/氏族にまつわるもの


3.ガイドブック委員会とのミーティング
昨夏渡航の後、私たちRafikiプロジェクトの村の人々の意見を反映してガイドブックを作成していきたいという意図を汲んでくださり、マエデニ教会牧師を中心に、森に関する事柄や伝統に知識のある方がメンバーとなってガイドブック委員会が立ち上がりました。昨夏渡航後に数回ミーティングを実施し、Rafikiプロジェクトメンバーが持参したテマ村ガイドブックにスペルミス、掲載している情報に間違いがないかのチェックを完了させて下さいました。Rafikiプロジェクトでは、せっかく村の人々から立ち上がった委員会と今後も協力関係を継続したいと考えています。そのため、今夏渡航では、ガイドブックのチェックへの謝意を伝えるとともに、今後も協力関係の継続したい意思をお伝えする予定です。そして、Rafikiプロジェクトが作成しているツール全般に対する意見や今後の活用方法についても意見を頂きたいと考えています。合わせて、上記した3村で行うアンケートの結果を各ツールに反映する際のアイテムの選定を依頼する予定です。


4.Natiro中学校環境クラブとのミーティング
今年に入ってから、環境クラブを担当されていた先生が退職され、今夏渡航時には新しい先生が決定している予定です。今夏の訪問では、新しい先生とミーティングを実施し、@Rafikiプロジェクトの活動説明、A環境クラブの生徒さんたち若い世代の人々と協力しながら、地域の森を守っていく活動を支えていきたいこと及び今後も関係を継続していきたいこと、B今後どのような形で一緒に活動ができるかを話し合う予定です。


5.小学校訪問
昨夏、オリモ小学校、フォイェニ小学校、フンブフ小学校を訪問し、テマ村カルタの作成の意図とカルタで遊ぶことの効果についてお話しました。各小学校の先生方からは、一定の理解を得ることができました。しかし、フォィエニ小学校では、ほとんどの先生方が異動され、また、今夏は新しくモウォ村の小学校を訪問することから、この2小学校においてはカルタ作成の意図とカルタで遊ぶことの効果を先生方にお話します。そして生徒さんとも実際にカルタで遊び、カルタ作成の意図とカルタで遊ぶことの効果を理解していただくことを目指します。
オリモ小学校、フンブフ小学校を合わせた4校共通としては、生徒さんたちの森を大切に思う気持ちを支えるRafikiプロジェクトと各小学校との取り組みを続けていくことを目的として、生徒さんたちに継続してカルタで遊んでもらえるよう先生方と話し合いを行い、先生方と継続的なコミュニケーションがとれる体制をつくれないか打診する予定です。

今夏渡航で使う予定のイラストマップ改訂版

今夏渡航で使う予定のイラストマップ改訂版
 


日本の市民と村人の取り組み 最新報告   このページの先頭へ戻る   トップページへ戻る

■Rafikiプロジェクトへの新しい協力者('14/5)■



Rafikiプロジェクトは村の人々の「森を守りたい」という気持ちを支えることを大きな活動目標とし、毎年1回タンザニアへ渡航して現地の人々と対話し、共に活動を行なっています。Rafikiプロジェクトと村の人々との取り組みが、渡航時だけで終わるのではなく、その後も継続することや、翌年の渡航での取り組みにつなげるため、継続的に現地と連絡を取り合って継続させることが重要だと考えています。

例えば、昨夏の渡航においては森に名前をつけることを提案し、テマ村の村長・村区長、牧師、年長者など村の中心的な立場の人々と座談会を行ない、暫定的に名前と範囲を決定しました。(昨夏渡航における森の名前の決定プロセスについてはこちら)村の人々の間で決められた森の名前の案が座談会で出ただけにならないよう、名前の決定プロセスに沿って滞ることなく村の人々によって進められているか状況を確認し、次の段階においてどのようなサポートができるかを検討し、具体的な活動目的を立てることが大切だと考えています。

そして、3つの小学校を訪問してカルタを配布し、生徒さんたちが森に関する知識や村の人々の自慢を集めたカルタで遊ぶことを通じて、森を大切にしたいという気持ちを持って頂きたいという説明を行ない、先生方からは一定の理解を得ることができました。(小学校訪問についてはこちら)生徒さんからも先生方からも評価頂いたからこそ生徒さんたちにカルタで継続的に遊んで頂きたく、その確認を取ることで小学校とRafikiプロジェクトとの接点を渡航時以外でも維持していけるものと考えています。 


TEACAのリーダーの皆さんのご協力を得て、現地の状況についての連絡を頂いていますが、今春から、現在ドイツより半年の任期でTEACAにボランティアに来ている青年ヤン氏の協力も得られることになりました。現在具体的にお願いしているのは、上記の状況確認のご連絡と、ガイドブック委員会に依頼したガイドブックのスペルミスや追加項目などチェック内容の電子データ化です。ガイドブックのデータは依頼をした1週間の内に送って下さいました。また、私たちRafikiプロジェクトの活動への協力に喜んで取り組んで下さるというメールも頂きました。

任期が半年ということで残り数か月の短い期間にはなりますが、ヤン氏の協力を得ることができ大変心強く、また、海外の若者と共に活動できることは、私たちRafikiプロジェクトにとってすばらしい機会だと考えています。




植林をしているヤンさん

植林をしているヤンさん
 


日本の市民と村人の取り組み 最新報告   このページの先頭へ戻る   トップページへ戻る

■今夏渡航に向けての進捗状況報告('14/2)■



現在Rafikiプロジェクトでは、今夏渡航に向けTEACAリーダーと連絡を取り、昨年の渡航で実施した森の名前を話し合う座談会後の状況を確認すると共に、ガイドブックやカルタなどの作成物の準備を行っています。今回は、今夏の渡航に向けての進捗をご報告します。(昨年の渡航での結果を踏まえ検討した各作成物の改善点についてはこちら


(1)森の名前の決定と今後の動き
昨年の渡航で森の名前の候補が決定し、「村役場→村の評議委員会→村人全員が参加する村会議」という村の意思決定プロセスに則り正式に決定される予定となっていました。1月に、TEACAのリーダーより村の評議委員会が近いうちに開催される予定との連絡を受けました。私たちは、森の名前を決めることそのものではなく、森の名前を決める過程や決定した森の名前を使い、村の人々の「森を守っていこう」という気持ちをより大きな動きにしていく活動になっていくことが大切だと考えています。

現在のところ今夏渡航では、日本の村おこしなど地域のPRの例を持参して提案し、村の人々を応援していきたい想いを伝えると共に名前の決定後を見据え、何ができるかを村の人々と考えていきます。今まではガイドブックやカルタなどのツールをそれぞれ単体で、「テマ村ガイドブック」「テマ村カルタ」としていましたが、今後はひとくくりの「○○の森(昨年渡航の座談会ではHekimaの森という候補が決定)」ツールとして作成していく予定です。周りの村々と協力し、森を守っていく取り組みが大きくなっていくことを見据えたツールにしていきたいと考えています。


(2)ガイドブック
森の自慢を集めたガイドブックの確認を行う「ガイドブック委員会」が、村の伝統や植物について詳しいMaideni教会の牧師を中心として、1月にテマ村で正式に発足しました。そして既に一度話し合いが開催されたガイドブックの全データのチェックが終了したとの連絡を頂いております。今後は、チェックの結果のやり取りの方法や委員会との連絡方法を検討していきます。


(3)イラストマップ
現在のイラストマップを改善版し、過去にRafikiプロジェクトメンバーが山歩きをしてとったGPSデータと衛星画像を基に道や川などの地理を記載します。合わせて、地図として読めるよう、日本の観光マップや地域のイラストマップを参考に地図の背景や起伏を描き、より地図として使えるものを目指します。今夏渡航ではこの改善版を持参し読んで位置がわかるか、地図として使えるか等、村の人々数人と共に実際に使って山歩きを行い使用感の確認を行う予定です。村の人々には、ランドマークにするものは何がいいか、デザイン・見栄えについて感想も聞きたいと考えています。


(4)カルタ
昨年の渡航で3校の小学校で過去に作成した「テマ村カルタのルール」を使用しルールの説明を行いましたが、よりわかりやすいものに改定する必要を感じました。日本特有の「じゃんけん」などをルールから除外し、輪になって行う個人戦ではなくチーム戦とし、現地の小学生が遊んでいるスタイルに沿ったものに改定を行いました。そして、今夏渡航では現在のカルタに記載されている村の自慢や伝統が、村の人々が子ども達に伝えていきたいものと一致しているかの確認も行う予定です。


(5)Rafikiプロジェクトの取り組みへの参加者募集
今夏渡航では村の人々に対しイラストマップやカルタについてインタビューなどを行いプロジェクト活動への参加を募集もできたらと考えています。




イラストマップの元となる衛星画像とGPSデータ(黒い線がテマ村の外枠)

イラストマップの元となる衛星画像とGPSデータ(黒い線がテマ村の外枠)
 

日本の市民と村人の取り組み 最新報告   このページの先頭へ戻る   トップページへ戻る   


※当サイトに掲載している、記事、写真等の無断転用を禁止します。
Copyright(C)2008 タンザニア・ポレポレクラブ All Rights Reserved.